アトム役の上戸彩がプレミアでASIMOと握手!

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アトム役の上戸彩がプレミアでASIMOと握手!

手塚治虫の「鉄腕アトム」のフルCG映画『ATOM』(10月10日公開)のワールドプレミアが新宿ピカデリーで開催。日本語版ボイスキャストの上戸彩、役所広司らゲスト陣と共に、アトムにちなんだスペシャルゲストとして、世界初の本格的な二足歩行ロボット・ASIMOも登壇した。

最初にアトムというヒーローを演じられると聞いて大喜びしたという上戸彩。でも、実際に物語を読んでみたら、その内容に意外性を感じたようだ。「こんなに切なくて哀しい、しかもハッピーエンドのお話だったなんて!」

役所広司も「とにかく手塚さんの作品に参加できたことがいちばんの喜び。21世紀に映画になったわけですが、手塚さんのメッセージがより力強く伝わるのでは」と語った。

手塚治虫の息子で、本作の宣伝プロデューサーと監修を務めた手塚眞もおちゃめに挨拶。「本来なら手塚治虫が挨拶するところですが、今違う次元で忙しく働いているのでここに立てませんでした」と会場の笑いをとった後で、「本作は、観る度に涙が出そうになります。手塚治虫の心をちゃんと感じ取れる作品になってます」と、映画を心からアピールした。

さて、舞台挨拶の後半で、ようやくお待ちかねのASIMO が登場。会場はASIMOの一挙手一投足にくぎづけに。この後、じらすじらす……。階段の前にしばらく静止した後でゆっくりと階段を上がると、会場から拍手喝采が! なかなかの役者ぶりである。

その後、上戸彩と役所広司と握手をして、フォトセッション。ちゃんと、中央、右、左と顔を向けるASIMOは、ここでも大きな声援に包まれた。

最初の原作コミック「アトム大使」の連載が開始されたのが1951年。「鉄腕アトム」の映画のワールドプレミアに、本物の二足歩行ロボットが駆けつけるなんて、当初誰が予想しただろう。きっと“違う次元”にいる手塚治虫も、このワールドプレミアには満足したに違いない!【Movie Walker/山崎伸子】

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