天海祐希の大学生時代を演じた早見あかり「私も強い女性に」と憧れ爆発!
映画『恋妻家宮本』(1月28日公開)の夫婦&カップル限定試写会が1月18日にイイノホールで開催され、阿部寛、天海祐希、工藤阿須加、早見あかり、遊川和彦監督が登壇。早見が天海への憧れを明かした。
本作は、脚本家として数々の話題作を手がけてきた遊川和彦が初めて監督に挑戦し、重松清の小説を映画化した家族ドラマ。子供が親元を離れ、2人きりの生活に戻された夫婦が感じる違和感や戸惑いが描かれる。50歳となった宮本夫婦を阿部と天海が。同じ役の大学生時代を工藤と早見が演じている。
遊川監督のアイディアによるキャスティングだそうで、遊川監督は「若い時代の阿部さんと天海さんをやるってとても難しいと思う」と告白。「僕のなかではキュートさが一緒」と続け、「早見さんは昔から、ちょっと天海さんに似ていると思っていて」と起用理由について話す。
ドラマ「女王の教室」をはじめ、天海とは今回が4度目のタッグとなる遊川監督の言葉に、早見は恐縮しきり。オファー時には「いいんですか!こんなにおきれいな方の大学生時代なんて」と戸惑ったと明かす。会う前から、天海について「シャンとしていて、強い方だというイメージがあった」そうだが、「実際にお会いしても背筋がピーンと伸びていて、すごくかっこいい女性。天海さんに近づかなければと思って、私もできるだけ強い女性にならなきゃと思いました」と天海に刺激されて、役作りに挑んだ。
さらに早見は「私のなりたい女性像は天海さん。強くて、かっこよくて、凛としている女性になっていきたい」と憧れの思いを溢れさせたが、天海は「考え直して!」とすかさずコメントし、会場も大爆笑。天海は「初々しくて素敵だった。こんなきれいな人にやってもらえてうれしい」と早見と同じ役を演じられたことに感激していた。
阿部の若い頃を演じた工藤も「俺でいいんですかと思った」と言う。「尊敬する先輩の一人で、ずっと見させていただいていた。どうやったら近づけるかなと考えて、研究した。現場では阿部さんのお芝居を見ていた」とじっくり観察していたそうで、阿部は「表情を盗み見ている努力もわかっていたので、工藤くんにやってもらってうれしかった」とにっこり。工藤は「かっこいい!」と阿部のトークに惚れ惚れとするなど、若い二人が憧れの先輩を前に喜びを爆発させていた。【取材・文/成田おり枝】