セクシー俳優ジャックマン&クレイグのNY舞台が異様な熱気
アメリカとイギリスを代表する最もセクシーな男、ウルヴァリンことヒュー・ジャックマンとジェイムズ・ボンドことダニエル・クレイグが、ブロードウェイの舞台「A Steady Rain」で競演。9月29日から本公演(12月6日までの限定公演)が始り、今ブロードウェイは異様なほどの熱気に包まれている。
できるだけ舞台の前列でセクシーなふたりを拝もうと各国からファンが殺到し、166ドルのプレミアム・チケットも入手困難な状況に。観客は、予想通り圧倒的に女性が多く、公演前のトイレは大混雑していたが、男性ファンの多いことにビックリ!
またゲイカップルも多く、胸の前で手を合わせながら、うっとりとした眼差しで舞台の上のふたりを見つめる姿は、まるで恋する乙女!?
本作の登場人物は、親友でシカゴの警官役を演じるジャックマン(私服にリーゼント)と、同じく警官役で親友同士のクレイグ(ひげを生やしてスーツ姿)のみ。1時間半の公演中、舞台に用意されているのは椅子だけで舞台の変化もまったくなく、まさに演技力が試される舞台だ。
ジャックマンは2003年にミュージカル「The Boy from Oz」で主役を務めているが、クレイグはブロードウェイ初デビュー。今年のアカデミー賞の司会も務めたジャックマンは、メリハリの利いた余裕の演技で観客の心をわしつかみにしているが、クレイグの演技は、緊張感も手伝ってか「通り一遍の演技」との批評もチラリ。
また、ふたりとも、「シカゴなまりがイマイチ」などとケチをつけられているようだが、観客にとっては、そんなことはどうだっていい話。舞台が終了した際には、拍手喝さいがなりやまないほどの大盛況だった。
最終的には、ビリー・クリスタルの舞台「700 Sundays」(04)、ジュリア・ロバーツの舞台「Three Days of Rain」(06)を超えて、ブロードウェイに新たな金字塔を打ち立てるのではないかと言われている。
公演後は、劇場外にもふたりの姿を一目見ようと、パパラッチもどきの熱烈なファンが待機しており、少しでもふたりに触れたりサインをもらおうと押し合いになる場面も。男性が、気後れすることなく目を輝かせてふたりを追っている姿は、リベラルなアメリカならではの光景だった。
セクシー、ハンサム、そして大スターなのに、ファンの気持ちに少しでもこたえようとするふたりは高感度大。今後、ますます人気は高まりそうだ。【NY在住/JUNKO】