「東のエデン」で始めてみては?アニメの舞台を巡る“聖地巡礼”
主人公が実在のシネコンであるユナイテッド・シネマ豊洲にそっくりな映画館で寝泊まりしている「東のエデン」というアニメをご存じだろうか?
謎の組織から100億円もの電子マネーが入った携帯電話を“この国をよい方向に変える”という責務とともに託された12人のセレソン(選ばれし者)の運命を描くもので、フジテレビの深夜アニメ枠“ノイタミナ”ほかで放送されるや、シビアな世界観や、羽海野チカ(「ハチミツとクローバー」)がキャラクターデザインを務めたことで話題になった。そして、その半年後を描くストーリーとなる『東のエデン 劇場版I The King of Eden』が11月28日(土)から、『東のエデン 劇場版II Paradise Lost』が2010年1月9日(土)より、それぞれ公開となる。
本作の設定で映画ファンにとって気になるのが、主人公の滝沢朗がユナイテッド・シネマ豊洲をモデルにしたシネコンに住んでいるというところ。劇中には、本物の劇場や実在の場所をトレースした場面がいくつも登場し、一見荒唐無稽な物語にリアリティーを与えることに成功している。東京のリアルな街並みが描かれたアニメといえば「東のエデン」と同じ枠で今夏に放送された「東京マグニチュード8.0」や、ただいま放送中で新橋が舞台となっている「空中ブランコ」も、そのクオリティーの高さから評判を呼んでいる。
ちなみにアニメファンの中には、“聖地巡礼”と称してロケ地を巡る人も多いそう。「新世紀エヴァンゲリオン」の舞台となった箱根や『崖の上のポニョ』(08)の舞台のモデルになった広島県鞆の浦周辺などは特に人気が高いようだ。
本作の劇場版第1弾は件のユナイテッド・シネマ豊洲でも公開される上に、併設のCafe&BARラウンジ「Breathe」では現在特別に“東のエデンcafe”を開催中。店内には貴重な原画や場面写真を多数展示しているので、これは見逃せない。この機会に“聖地”で鑑賞してみてはいかが?【トライワークス】
価格:6300円(Blu-ray)、5250円(DVD)
発売日:10月28日(水) 第4巻 ※第1〜3巻 発売中
販売元:角川エンタテインメント
■『東京マグニチュード8.0 第1巻』DVD
価格:5,250円(税込)
発売日:10月28日(水)
販売元: 角川エンタテインメント
■『東京マグニチュード8.0 第1巻』Blu-ray
価格:6,300円(税込)
発売日:10月28日(水)
販売元: 角川エンタテインメント