ゲイリー・オールドマン
Sid Vicious
70年代後半ロンドンを中心に活躍したパンクロックバンド、セックス・ピストルズのシド・ヴィシャスと彼のグルーピー、ナンシー・スパンゲンとの破滅的な愛の生活を描く。製作はエリック・フェルナー、監督・脚本は「レポマン」のアレックス・コックス、共同脚本はアベイ・ウール、撮影はロジャー・ディキンス、音楽はジョー・ストラマーほかが担当。出演はゲイリー・オールドマン、クロエ・ウェブほか。2016年12月17日より新宿K's cinemaにて30周年デジタルリマスター版を上映(配給:キュリオスコープ)。
78年10月12日、ニューヨークのチェルシーホテルの一室で、ドラッグ漬けの女性ナンシー・スパンゲン(クロエ・ウェブ)の刺殺死体が発見された。彼女のそばには放心状態の男が座り込んでいた。シド・ヴィシャス(ゲイリー・オールドマン)。パンクロックバンド=セックス・ピストルズのベーシストの彼にマスコミは群がった。シドがセックスピストルズのグルーピーだったナンシーと出会ったのは、彼が友人ジョニー(ドリュー・スコフィールド)に誘われるままバンドに参加してすぐの事だった。そして二人はたちまち真実、恋におちた。しかしジャンキー同士のバカげた恋と周囲の反応は冷たく、どこへ行くにもシドにくっついて離れないナンシーをメンバー達は邪魔者扱いした。それでもふたりの愛は深まった。しかしその生活はヤク漬けで荒れ放題、シドはまともにベースさえも弾けなかった。マネージャーのマルコム(デイヴィッド・ヘイマン)は、ナンシーをシドから引き離そうと画策し、彼女を置きざりにしてメンバーは初のアメリカツアーに出発する。ロンドンパンクのギグは話題を呼んだものの不評で、ジョニーの突然の脱退宣言でツアーは幕を閉じた。精神衰弱でニューヨークの病院にぶちこまれたシドには、そこに現れたナンシーが天使のように思えた。美しく愉しいふたりのパリ旅行は、彼らが全ての外界の世界からクスリの世界への遊離の旅でもあった。シドのソロ活動のひどい出来に客足が遠のき、ジョニーさえも彼のもとを去って行った。仕事もなくクスリだけが逃避の道だったシドにナンシーは彼のだらしなさを責める。いつしかシドの手には血だらけのナイフが握られていた。仮釈放で留置所を出たシドの前にはナンシーの幻が踊っている……。79年2月2日、シド・ヴィシャスはドラッグ中毒のため死亡。21歳だった。
Sid Vicious
Nancy Spungen
Johnny Rotten
Steve
Paul
Malcolm
Phoebe
Linda
Brenda
Rock Head
Detective
監督、脚本
脚本
製作
撮影
音楽
音楽
音楽
編集
字幕
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