ジャングルの決死行:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ジャングルの決死行
ジャングルの決死行
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ジャングルの決死行

1954年6月19日公開、104分
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一九三八年に製作されたウーファ作品で、ブラジル奥地を舞台にした冒険映画。エルンスト・フォン・ザロモン、フランツ・アイヒホルン、エドゥアルト・フォン・ボルゾディ協力の脚本より「希望音楽会」のエドゥアルト・フォン・ボルゾディが監督した。撮影は劇部分をウィリー・ヴィンテルシュタイン、ブラジル・ロケはフランツ・アイヒホルン博士とO・A・バイエルの指揮によりエドガー・アイヒホルンが撮影した。音楽はヴェルネル・ボッホマンの担当。出演者は「モツアルトの恋」のルネ・デルトゲン、「白き王者」のグスタフ・ディースル、「ベルリン物語」のハーバート・ヒュブナー、「希望音楽会」のフェーラ・フォン・ランゲン、「自殺倶楽部」のロマ・バーン、「ベルリン物語」のファーリー・アルンハイム、ハンス・ニールセン(「暗黒街殲滅」)などである。

ストーリー

一八七六年、イギリス人ヘンリー・ウィッカム(ルネ・デルトゲン)は、ブラジル、パラ州の英駐在領事ウェイヴァリーの娘メイリー(フェーラ・フォン・ランゲン)と知り合い、たがいに好意を感じるようになった。しかし彼女はブラジルの富豪ドン・アロンゾ・デ・リベイラに求婚されていた。ウィッカムはブラジル奥地のアラグリア河上流に行き、その地方の特産であるゴムの種子を持出そうとやって来たのだが、ブラジル政府は利益独占を狙ってゴム種子の国外持出しを禁じていた。ウィッカムは、しかし、蝶の珍種採集を口実として、ドン・アロンゾや英国領事の制止もきかず、黒人の従者ジョーゼを連れてゴム樹林に向った。猛獣の棲息する地帯を決死的に突破して目的地についたウィッカムは、目指すゴムの種子を五つの鑵に首尾よく詰めることができたが、誤ってその一つを流れに落し、ドン・アロンゾの使用人に拾われたため、国法を破った者として森林警備隊と原住民に追われる身となった。河を下るうち、熱病に罹って意識を失ったウィッカムは、遂に警備隊に捕えられたが、意識を回復すると河に飛込んで何処ともなく逃れた。ドン・アロンゾは、ウィッカムは鰐の餌食となって死んだとメイリーに告げたが、一方首尾よくパラ港まで逃げのびたウィッカムは、沿岸警備隊に発見されはしたが、碇泊中の英国船に種子を託すことに成功した。そして、また捕えられたウィッカムは、一旦死刑を宣せられたが、蝶の標本が反証となり、結局、釈放された。

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作品データ

原題
Kautschuk
製作年
1938年
製作国
ドイツ
配給
泰西映画=NCC
初公開日
1954年6月19日
上映時間
104分
製作会社
ウーファ


[c]キネマ旬報社