嵐の前に立つ女:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
嵐の前に立つ女
嵐の前に立つ女
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嵐の前に立つ女

1956年12月20日公開
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フリオ・アレハンドロの原案から彼自身と「野女ヤスカラ」のロベルト・ガバルドンが脚本を共同で執筆し、ガバルドンが監督した。撮影はパウル・マルティネス・ソラレス、音楽はゴンザロ・クリエル。主演は「暗黒街の天使」のマルガ・ロペスの他、リリア・プラド、ラモン・ゲイなど。

ストーリー

メキシコの、とある村の修道院へロサ(マルガ・ロペス)という見習尼を探して警部がやってきた。警部に問われてロサは暗い過去を語り始めた。ロサはメキシコ湾の孤島の灯台に夫のメルチョール(ラモン・ゲイ)と住んでいたが、そこには夫と双児のラファエル(ラモン・ゲイ)も妻のマリア(リリア・プラド)と幼い息子ラファエリトと暮していた。双児の兄弟は顔は瓜二つ。だが性格は正反対であった。そしてメルチョールはラファエルの妻マリアの魅力につかれ、ロサはこれに激しい嫉妬を燃やしていた。ある日メルチョールとラファエルは真珠とりに船出、嵐にあって遭難した。翌日、一艘の船が帰り双児の夫のうち一人だけが助かったと告げた。間もなく沖から船が近づき一人の男が降りたがロサ、マリアの二人には顔だけでどちらの夫とも判断しかねた。男が最初に「ラファエリト!」と息子の名を呼んだことからマリアの夫ラファエルと判ったが、しかしロサは、ラファエルの動作を見ているうちに、それがメルチョールではないかと疑い始めた。メルチョールが日頃抱くマリアへの欲望を果そうとしているのだとロサは考えた。そうしてその夜、「ラファエルだ!」という叫び声とともに一人の男が帰ってきた。それは本当のラファエルであり、ロサの想像した通り先に帰ったのはメルチョールであった。ロサは一切を秘密にしようとしたが子供のラファエリトの口から総ては洩れ、ラファエルはメルチョールを殺すといきり立った。しかしロサの説得でラファエルは二組の家族の幸福のため島を去ろうと決心、翌日妻子を伴い出発した。ロサは、その間メルチョールに気づかれぬよう彼に酒を飲ませ続けた。だがメルチョールは気づき、マリアを奪い返そうと彼らの乗った巡航船を舟で追った。これを見たロサは遂にメルチョールをピストルで射ち殺した。ロサの告白は終った。警部はそのまま立去った。ロサを修道院に留めるのが彼女の贖罪の道だとわかったからである。

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作品データ

原題
Despues de la Tormenta
製作年
1956年
製作国
メキシコ
初公開日
1956年12月20日
製作会社
P・Y・D・A=フィルマドラ・アルヘル


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