愛はひとすじ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
愛はひとすじ
愛はひとすじ
-

愛はひとすじ

1928年公開
0
-
  • 上映館を探す
評価、レビューが削除されますがよろしいでしょうか?

「ラモナ(1927)」「アマゾンの紅薔薇」等と同じくドロレス・デル・リオ嬢主演の映画で、ポーラン・バンクス氏の原作をジェッシ・バーンス氏とバーナード・ヴォルハウス氏とが協力脚色し、それをかつてはジェラルディン・ファーラーの夫君たり又俳優たりしたルー・テリジェン氏が監督したものである。デル・リオ嬢の対手役は「猿は語る」「カルメン(1927)」等出演のドン・アルヴァラド氏と「闇より光へ」その他出演のベン・バード氏との2人でそのほかポーレット・デュヴァル嬢も出演している。

ストーリー

キューバの煙草王の娘カルメリータは父の死後巨万の富を継承し、恋人たる公使館付きの秘書官カルロス・モレノと近々の内に結婚式を挙げることとなっていた。そして2人はスペインの国境に近いフランスのビアリッツの浜に遊び未来の幸福を胸に描いていた。しかし、アルベール・ドゥ・シェニイという男が現れて以来、2人の前途には暗い影が投げられた。アルベールはカルメリータの富に目をつけ両人の間を裂き、彼女と結婚しようともくろんだ。そしてパリのキャヴァレーで3人があった時、彼はイヴェットという女をしてモレノにいいよらせまずその破綻の兆しを作らせ、次でイヴェットをしてモレノのホテルの部屋へ入り込ませたりして、カルメリータの疑惑を完全に煽り立てるに成功した。アルベールの計画とは知らずに一重にモレノに裏切られたと信じたカルメリータは永久にモレノのもとを去ってキューバへ帰ってしまった。2年後、彼ら3人は再びパリロンシャンの競馬場でめぐり合った。カルメリータと結婚したアルベールは彼女の財産のほとんど全部を消費してしまっていた。カルメリータは彼との結婚に己が不運を嘆いていた。そしてモレノの口からことの委細を知ってさらに悲しんだ。アルベールは2人の昔の間柄を知っているので、モレノの小切手を彼が偽造した際、若しモレノがそれを引き受けてくれれば彼は妻を譲ろうといった。が、モレノは斯かる卑劣なる企てに乗る男ではなかった。そして彼はカルメリータを訪れてことの子細を物語った。その時、急にアルベールはピストル片手に立ち現れて2人を脅迫したが、きかずと見て彼はモレノめがけて発砲した。その弾はモレノをかばったカルメリータに当たった。狼狽したアルベールは逃れんとして街上に墜落して命をおとした。やがて日が経ってカルメリータの傷の癒えた頃、彼女とカルロス・モレノとの結婚式が挙げられるのであった。

映画レビュー

まだレビューはありません。
レビューを投稿してみませんか?

コラム・インタビュー・イベント

ニュース

作品データ

原題
No Other Woman
製作年
1928年
製作国
アメリカ
配給
フォックス支社
初公開日
1928年
製作会社
フォックス映画


[c]キネマ旬報社