夜は我がもの:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
夜は我がもの
夜は我がもの
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夜は我がもの

1952年2月29日公開
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「真夜中まで」のマルセル・リヴェが書下した脚本を、「栄光への序曲」のジョルジュ・ラコンブが監督した一九五一年度作品で、台詞は「しのび泣き」のシャルル・スパークが執筆している。撮影は「乙女の星」のフィリップ・アゴスティニ、音楽は「海の牙」のイヴ・ボードリエの担当。「鉄格子の彼方」のジャン・ギャバンが主人公の盲人に扮し、相手役には「悪魔の美しさ」のシモーヌ・ヴァレール、以下シュザンヌ・デーリー、ロベール・アルヌーらや、新人マルト・メルカディエが出演する。

ストーリー

鉄道機関士レエモン・パンサアル(J・ギャバン)は仕事に誇りとたのしみを持つ気のいい男だったが、或日乗車中事故が起り、客の命を救うために応急処置をとっている間に、蒸気で視力を失った。その功績により彼にはレジョン・ドヌウル勲章さえ与えられたが、当人はひとりたのしまず家族の者たちとも冷たくへだたって孤独の中に閉じこもった。母親は彼の身を案じて、盲人教育に献身するガブリエル尼(S・デーリー)を訪ね、彼が興味をもっていたラジオ組立ての仕事を習わせることにした。更生施設に入ったパンサアルは、そこの教師をしている盲目の娘ルイズ(S・ヴァレール)と知り合ったことに深い悦びを感じた。しかし彼女には既にリオネルという婚約者が居り、想いを打明けたパンサアルは空しく諦めねばならなかった。二人の仲を嫉妬したリオネルは、卑劣にもパンサアルの眼が不治であることをあばき、彼を失意におとしいれた。自殺まで図ったパンサアルはやっとルイズの励ましによって絶望から救われたが、この頃彼女の気持ははっきりリオネルから彼へ移っていたのであった。愛し合う二人の盲人は、夜の世界にこそ二人の王国があることを信じて、人生に対する希望だけは失うまいと誓い合うのであった。

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作品データ

原題
La Nuit Est Mon Royaume
製作年
1951年
製作国
フランス
配給
SEF=東宝
初公開日
1952年2月29日
製作会社
パテ


[c]キネマ旬報社