踊る英雄:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
踊る英雄
踊る英雄
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踊る英雄

1926年公開
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ジョージ・スカーボロウ氏とアネット・ウェストベイ女史とが合作し、舞喜劇ともなった小説「ドン・キホーテ・ジュニアー」を、ケネス・B・クラーク氏が脚色し、「猫の寝巻」「つばさ」と同じくウィリアム・A・ウェルマン氏が監督した映画。主役は「救いを求むる人々」「陽炎の夢」等出演のジョージ・K・アーサー氏で、「愉快な嘘吐き」「魔人」出演のガートルード・オルムステッド嬢、「初陣ハリー」出演のジョーン・クローフォード嬢、「ゴリラ(1927)」出演のチャールズ・マレイ氏の3人が、夫々重要な役を演じている外、アントニオ・ダルジー氏やハンク・マン氏なども出ている。

ストーリー

ピーター・グッドはポップの小さな牧場で働いていた。彼は牧場主の娘アミーに儚なき恋を献げていたが、アミーの好きなのは、スポーツ的な他所者のハリーである。するとピーターの親友でリウマチ病みの爺さんカクタス・ジムは、ピーターを励ましてランセロット張りに諸国武者修業にお出かけめされ、と勧めるのである。斯くピーターは、アミーに己れが立派な男であることを示すために、そして虐げられた人々を救うために、牧童の服装をし、駑馬に打乗り、黒人の子を連れて、出発した。ジムはピーターの出発後、己が酒瓶の紛失に気付き、その跡を追った。十字路で先づピーターが出会したのは老貴婦人である。彼はその女に乗馬をすすめた。老貴婦人はそのお礼にと彼にバラの花飾をくれた。一方、ハリーはアミーをロードハウスに連れて行った。そこでは音楽が奏され、給仕は怪しい液体を注いで廻っていた。同じくこの家に2人の男連れのメーという若い女が来ていた。彼女はハリーが酒類密告者ではないかと見張っているのであった。その家の傍を通りかかったピーターは、屋内でアパッシュ・ダンスをしているのを見、女が虐められているのかと感違いして、短銃片手にその場に跳り込んださては官憲と、これも一同が感違いして、瓶を窓から放り出した。ピーターを追って出たジムはこの瓶を抱いて傍に逃げ込んで行く。その日ピーターと黒人の子とは墓地で夜を明かした。翌日はお手入れがあった。ハリーはアミーを連れて逃れようとする。ピーターはそれを追った大格闘の末、メーなども来合わせてハリーを捕えた。アミーの迷いの夢が醒めた。ピーターと彼女とに幸福がめぐって来た。先日の年寄った女が貧困院から呼び迎えられて2人のための母親となった。

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作品データ

原題
The Boob
製作年
1926年
製作国
アメリカ
配給
ヤマニ洋行
初公開日
1926年
製作会社
メトロ・ゴールドウィン映画


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