維納の花嫁:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
維納の花嫁
維納の花嫁
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維納の花嫁

1931年公開、コメディ
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「春のパレード」「別れの曲」のゲザ・フォン・ボルヴァリーが監督した音楽喜劇で「未完成交響楽(1933)」「カイロの結婚」のワルター・ライシュが書卸したもの。撮影は「モナ・リザの失踪」「恋の日曜日」のウィリー・ゴールドベルガー、音楽は「春のパレード」「モナ・リザの失踪」のロベルト・シュトルツ、装置には「三文オペラ」「モナ・リザの失踪」のアンドレ・アンドレイエフが各々当っている。主演者は「モナ・リザの失踪」「ブロンドの夢」のヴィリ・フォルストとかつて「世界一の美人」「モンナ・ヴンナ」に出演したリー・パリーで、「春のパレード」「ブロンドの夢」のパウル・ヘルビガーが共演している。

ストーリー

ウィーンの春のどか。これは一八七五年、この歌と踊りの都の泰平の夢、いと華やかなる頃の話である。銅像局長、宮中顧問官ライトナー老人には十人の美しい娘があった。老人年甲斐もなく、ウィーン花柳界で鳴らしたテレサという女にぞっこん参って、近く花嫁として迎えることになっていたが、この女の前身を知っているという理由で娘の舞踏教師アウガスチンを首にしてしまったのが、そもそも事の起りである。さあ、大切な先生を追出したので、娘達は黙っていない。当時のモガである十人の娘はそれぞれ父に反抗して、家を飛び出し、アウガスチンのホテルへ行ってしまう。アウガスチンには、グレートルという恋人があったのだが、この騒ぎで、すっかり誤解されてしまう。扨て十人の娘のホテル篭城の軍資金もそう長く続かないので、アウガスチンは、この十人娘と共にレヴュー団を組織し、たちまち、街の名物になるが、おかげで父親ライトナーは散々の不面目、辞職の決心を固める。が、気の若いこの街の文部大臣が、一日レヴュー団を見物してお気に召してしまう。その文部大臣が或る日ライトナーの邸宅を訪問することになったが、肝心の十人娘がいないので、アウガスチンに謝って、十人娘共々に帰って来て貰う。文部大臣は、評判のレヴュー娘達が、この老人の娘と判って、御機嫌の態である。勿論、老人は辞職しないでも済み、それにも増して、伊達男アウガスチンは、グレートルの誤解もとけ、十人娘にとりかこまれ、すこぶる好い気持ちである。ーーというこれは一八七五年の春のウィーン物語である。

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作品データ

原題
DIE LUSTIGEN WEIBER VON WIEN
製作年
1931年
製作国
ドイツ
配給
東和商事
初公開日
1931年
製作会社
トビス・ズーパー
ジャンル
コメディ


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