ジャン=ピエール・レオ
Henri Boulanger
自殺を試みたものの死にきれなかった男が、殺し屋に自分を殺してくれるよう頼んだことから始まる奇妙なストーリー。製作、監督、脚本、編集を「マッチ工場の少女」のアキ・カウリスマキ、原案はペーター・フォン・バック、撮影はティモ・サルミネンが担当。出演はジャン・ピエール・レオ、マージ・クラークほか。
フランス人のアンリ(ジャン・ピエール・レオ)はある日突然、15年勤めてきた水道局を首になり、呆然自失のまま家に帰ってガス自殺をはかる。だがそれも失敗に終わり翌朝新聞で必殺の実績を誇る殺し屋、コントラクト・キラーの記事を目にしたアンリは、意を決しキラーのボスの所へ行き自分を殺してくれるように頼む。その翌日アンリはバーで、まるで女神のような花売り娘マーガレット(マージ・クラーク)に出会い一目で恋に落ちたことから、突然死ぬのが嫌になった。そしてその時から逆に、コントラクト・キラーから逃げ回るはめに。アンリはマーガレットのアパートに逃げ込むが、そこに追手が現れ、2人は着のみ着のまま場末のホテルにたどりつく。しばらくそこに潜んでいたが、町へ出た時殺し屋の手下たちが強盗をはたらいている所に出くわし犯人の濡れ衣を着せられてしまった。警察からも追われることになり行方をくらましたアンリを、コントラクト・キラーは必死で追った。実は彼はガンで余命いくばくもなく、焦っていたのだ。その後アンリとマーガレットは再会を果たし、二人は海外に逃亡することを決める。一足先に出たマーガレットと落ち合うため駅に向かおうとしたその時、コントラクト・キラーが現れた。しかし、彼はアンリに向けていた銃口を突如自分の方へ変え、そのまま自殺してしまった。アンリの命は救われたのである。
Henri Boulanger
Margaret
The Killer
Vic
Department Head
Secretary
Landlay
監督、脚本、製作、編集
原案
撮影
音楽
ラインプロデューサー
字幕
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