いつも心のなかに:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
いつも心のなかに
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いつも心のなかに

1994年11月9日公開、コメディ
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不治の病に犯された人気テレビ・キャスターが、家族にその事情を隠しての活躍を描くコメディ。1992年の東京国際映画祭に出品され、香港電影金像奨グランプリにも輝いた「寵民」の張之亮(ジェイコブ・C・L・チャン)。香港ニュー・ウェーヴの旗手のひとりである彼が、“Mr.Boo!”シリーズで一時代を築いた許冠文(マイケル・ホイ)を主演に撮り上げた野心作である。脚本は阿生生、撮影は林國華(アンディ・ラム)。共演は蕭芳芳(ジョゼフィン・シャオ)ほか。

ストーリー

人気テレビ・キャスター蒋有為(マイケル・ホイ)は、自分がガンに犯されていることを知るが、負けん気のせいか落胆どころか、彼の猛烈な仕事ぶりは逆にエスカレートする。死ぬことに比べれば、どんなことも大した事はない、と高を括り、どんどん大胆になっていく。彼は郊外の高級住宅街に豪華一戸建をもつ身分であり、妻と一男二女に高水準の生活を保証していたが、多忙さゆえに家族との団欒は思うにまかせず、家庭ではやや孤独な立場にあった。美人の愛妻・蒋燕(ジョゼフィン・シャオ)は、そんな彼を気遣ってはいるが、まさか彼の健康状態が破局的な方向に向かっていることなど知る由もなかった。日々、彼の活躍はテレビを通じて市民に伝達される。番組中で個人的な見解を熱弁して、支持を得るいっぽう、上司からは邪魔者扱いを受けはじめ、契約更新を拒否されたり、遊園地での犯罪者グループの大捕物に命懸けで一役かって英雄になったり。彼の出演する番組は視聴率が上昇し、彼の懐には高額のギャラが入る。気を良くした上司たちは彼の病状に気付き、彼の病気をドキュメンタリーとしてテレビのショーに仕立てあげようと提案。自分の死後に残される家族のためにも大金が欲しい彼はそれに同意、家族はこれを狂言なんだと真実を逆に嘘だと思わせ、自らショーの張本人として売名行為の限りを尽くす。さらに彼には映画への出演以来まで来るようになり、多忙さを見兼ねた蒋燕は夫のマネージャーを勤めることにする。これが夫婦関係にとっては良い結果をもたらし、年中いっしょにいる2人の絆は殺人的なスケジュールの中で深まっていく。その頃、長女の亜詩は、市民全員が知っている父の病状が嘘でなく本当のことであることを知り、ショックを受ける。蒋燕もやがて真実を知り、愕然とするが、夫に最高の治療を受けさせることにする。いまや一家の絆は分かちがたいものになっている。

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作品データ

原題
搶銭夫妻
製作年
1993年
製作国
香港
配給
アジア・ミッドナイトエキスプレス実行委員会
初公開日
1994年11月9日
製作会社
ユナイテッド・フィルムメイカーズ・オーガニゼーション=ホイズ・プロ
ジャンル
コメディ


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