恐怖街:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
恐怖街
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恐怖街

1928年公開
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「大洋の狼」「第一曲馬団」等と同じくラルフ・インス氏監督主演映画で、チャールズ・ケー・ハリス氏の原作を、エニッド・ヒッパード女史が脚色した。助演者は舞台女優のホフ・メンデス嬢、「情炎の美姫」「心の合鍵」のヘレン・ジェローム・エディー嬢、「キング・オブ・キングス」のジェームズ・メーソン氏ロバート・サイター氏等でカメラは「ブラッド・シップ」「第一曲馬団」のジェー・オー・テイラー氏が担任している。

ストーリー

ビル・ポイドはニューヨークの暗黒街に巣喰う強盗団の首魁だったがある日仲間のハーディーという男に裏切られて逮捕され15年の懲役に処せられる。彼の悪事に就いては何事も知らぬ妻子をチャックという忠実な乾分に託して入国したビルは刑期を了えて15年後娑婆へ出るが、その時には妻や娘の消息は不明だった。復讐に燃ゆるビルはハーディーが住むシカゴへ赴いた。ハーディーは不正の富を貯えてナイトクラブを経営し酒の密輸入と密売を常習としシカゴの暗黒街でも勢力があった。ビルはハーディーと反目している悪漢団の親分ミラーの許に身を寄せ復讐の機を狙った。ハーディーの酒場のオーケストラの指揮者たるジャック・ローリングは踊子のドリス・リーと恋仲だったが、彼女のことからハーディーを射殺して了った。ジャックは殺人犯人として逮捕されたが探偵タナーは真犯人は他にあると考えジャックの恋人ドリスを彼が怪しいと睨んでいたミラーやビルの巣窟たる酒場へ踊り子として勤めさせた。ドリスは間もなく真相を看破して探偵タナーに告げに出掛けた。それを尾行したチャックは図らずもドリスが15年前行方不明となったビルの娘であることを知った。そしてビルとミラーとが密告者たるドリスに恐ろしい刑罰を加えようとしている時チャックは駆込んでビルにドリスの素性を告げた。そこでドリスを助けようとしてビルはミラーと相談を始め、ミラーを仆したが自らも重傷を受けた。息を引取る前にビルはタナー探偵に犯行を自白し、またチャックには娘に自分が父であることを決して明かすなと頼んだ。青天白日の身となったジャックはドリスと結婚し楽しい家庭を作った。

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作品データ

原題
Cicago After Midnight
製作年
1928年
製作国
アメリカ
初公開日
1928年
製作会社
エフ・ピー・オー映画


[c]キネマ旬報社