水木正子
南坂たみ子
「ガメラ対宇宙怪獣バイラス」の高橋二三がシナリオを執筆し、「喜劇 泥棒学校」の弓削太郎が監督した風俗もの。撮影はコンビの渡辺公夫。
芸者置屋「分森田」からひで香が雲隠れした。夜間高校生のたみ子は、たまたまひで香を目撃したことから「分森田」の主人文造とトキに謝礼金五十万を貰った。芸者商売は儲かるものと思ったたみ子は、同級生の直江、やえ子、安代とともに、「分森田」の芸者になったのだった。しかし、芸ごとは出来ない、肉体は売らないの彼女たちにとって、この仕事は難しい。そこで、たみ子は故郷の古くからのいい伝えで、男を知らない処女が身体で飲ませるわかめ酒を、男たちにふるまった。たちまちたみ子は、一番の売れっこになった。昼間の学校にかわり、昼は勉強、夜はお座敷の毎日で高校生芸者たちはご機嫌だった。面白くないのは他の芸者たちで、様々な手を使って妨害したが、たみ子たちにはかなわなかった。ある日、文造とトキがひで香を北海道へ売りとばしたのがばれたため、三ヵ月の営業停止をくった。たみ子たちは、これを機会に「分富士」の鑑札をゆずり受け、自前芸者で再出発した。芸者の伝統を被る四人に頭に来た柳橋芸者りん哉だったが、明るく素直な性格の四人を見て、すっかり味方になってしまった。順調に貯金も増え、卒業をひかえたある日、やえ子が恋人に身体を与えて、芸者をやめた。つづいて、直江が旦那をとることになったが、その日にずらかってしまった。直江はすでに処女ではなかったのだ。ショックを受けた安代も、田舎へ帰って商売を始めると言って去っていった。ただ一人残されたたみ子は、悄然となったが、そんな彼女の前に、可愛らしい女子高校生咲子が現われ、芸者になりたいと言う。たみ子は咲子とともに、再び芸者をつづける決心をするのだった。
南坂たみ子
関根直江
小西やえ子
上野安代
りん哉
梶原文造
梶原トキ
寺井教頭
さかえ
君勇
桃太郎
ぽん太
お久
塚本
笹山
笹山あや子
本田
咲子
ひで香
沼田老校長
踊りの師匠
芸者A
芸者B
刑事A
刑事B
紳士A
紳士B
PTA夫人A
PTA夫人B
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