森美樹
大江卓
「抱寝の長脇差」の共同執筆者・鈴木兵吾のオリジナル・シナリオを、「太陽に背く者」の酒井辰雄が監督した、兄弟愛を中心にしたアクション・ドラマ。撮影は「江戸の顔役」の倉持友一が担当した。
港町神戸。キャバレー・エトワールの持主柴田は、麻薬業者のボスとして顔を売っていた。彼の情婦ゆかりは、流れ者のやくざ大江勉とただならぬ関係にあった。ある夜、恋人の衿子が勤め先の店をやめて彼を頼ってきた。しかし、勉はゆかりに夢中で衿子を追い返してしまった。路上に倒れた衿子は、大江卓という牧師に助けられた。翌朝、眠りからさめた衿子は、医者の診断によって身ごもっていることを大江に知らされた。卓は相手の男をたずね、やがて勉と会った。勉は卓が以前から探し求めていた弟だったのだ。勉は反抗した。卓は昔やくざに身をもちくずし、勉の修学を妨げ、果ては母親を死にまで追いやった古傷を持っていた。卓は衿子にすべてを打明け、二人で勉を救おうと誓った。が、勉は狂暴で衿子に乱暴を働いた。ショックを受けた衿子は、ゆかりと踊っていた勉を刺そうとしたが、勉にほうり出された。だが、翌日勉は教会を訪れ、衿子に謝まると共に札束を掴ませて消えた。一方ゆかりは、柴田を殺すよう勉を誘った。エトワールの店と金を握ろうというのだ。勉を卓が迎えに来る。勉はまだ意地をはって帰ろうとしなかった。と、裏切者ゆかりを殺した柴田が勉に挑戦してきた。数刻後、夜霧の波止場で対決する勉と柴田。拳銃の音。柴田は倒れた。柴田の幹分を倒してやって来た、卓も倒れた。死んだ兄に勉は再起を誓った。
大江卓
大江勉
ゆかり
衿子
柴田五郎
ジプシーの政
次郎
さぶたち
さぶたち
さぶたち
ズベ公
ズベ公
ズベ公
ズベ公
ズベ公
竹下神父
楠田
加山
山崎
真吉
ポン引フクスケ
殺し屋
下級船員
日雇人夫
バーテン
居酒屋のおかみ
旅館の男
キャバレーの女
キャバレーの歌手
柴田の乾分
柴田の乾分
柴田の乾分
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