箱根風雲録:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
箱根風雲録
箱根風雲録
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箱根風雲録

1952年3月14日公開、136分、時代劇
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製作は「どっこい生きてる」と同じく松本酉三と宮川雅青、脚本はやはり「どっこい生きてる」の平田兼三に楠田清が協力している。監督は「暴力の街」の山本薩夫、「命ある限り」の楠田清、「緑なき島」の小坂哲人が共同で当たっている。撮影は「タヌキ紳士登場」の前田實である。出演者は「どっこい生きてる」と同じく前進座一党に、「出世鳶」の山田五十鈴、「修羅城秘聞 双龍の巻」の轟夕起子、新劇陣から薄田研二、清水将夫、石黒達也その他が出演している。

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ストーリー

今から三百年前、徳川四代将軍家綱の寛文年間の物語であるがその頃箱根の西、三島側の一帯は水がなくて稲作が出来なかった。そこで湖尻峠を堀り抜いて芦ノ湖の水を引く大工事が企てられて、江戸浅草の商人友野与右衛門が、土地の農民と力を合わせてこの前代未聞の難工事をすることになった。(これは後年の丹那トンネル工事に匹敵する日本土木史上の難工事だといわれる。)お上にも出来ぬこの大工事が、一町人と農民の手で成功すれば幕府の威光は地におちると考えた当時の江戸幕府の役人たちが、陰険な妨害をこれに加えて、与右衛門は二度も三度も捕らえられた。しかし人々はこれに屈しないで工事を始めてから三年目に両方から掘り進めたトンネルが貫通して、湖水の水が初めて三島の土地をうるおす箱根用水となった。その間、勢威並びなき箱根権現の快長僧正は与右衛門に組しこれを助け、一世の侠盗蒲生玄藩と島原の残党が大箱根を根城に乱闘するが、農民の多大の感謝と支持にもかかわらず、与右衛門は用水貴流と共に幕府の兇刃に倒れたのだった。

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作品データ

製作年
1952年
製作国
日本
初公開日
1952年3月14日
上映時間
136分
製作会社
北星=前進座
ジャンル
時代劇


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