情火:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
情火
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情火

1952年12月10日公開、109分、時代劇
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製作は高木貢一の担当で相良準三の原作から、「緑の風」の柳井隆雄と「若君罷り通る」の鈴木兵吾が脚本を書き、「二つの花」の大庭秀雄が監督に当っている。撮影は「牛若丸」の竹野治夫。出演者の主なものは、「うず潮(1952)」の若原雅夫、「丘は花ざかり(1952)」の木暮実千代、「唄祭り清水港」の高千穂ひづると大木実、「リンゴ園の少女」の山村聡、「春の鼓笛」の柳永二郎などである。

ストーリー

時は慶應元年、天朝軍が飛騨高山に迫るという報に、郡代新見内膳は江戸へ逃れ、地役人吉田文助や吉住弘之進は恭順の意を表してこれを迎えた。この時の隊長梅村速水は、元天狗党の一人であった浪士上がりで、かつてこの町で追われて料理屋合羽屋へ逃げ込み、この家の姉妹おらくの密告で彼女の恋人吉住のために捕らえられそこなったことがあった。おそらくや吉住はその時の復讐をおそれたが、梅村はむしろそのおらくを忘れられない者としてこの飛騨へやって来たのであった。彼の親友奥田はこの町で道場を開いていたが、梅村に仁政を行うことをすすめた。しかし腹の黒い吉田たち地役人の介在するため、天朝のためという梅村の改革的な施政が村民には徹底せず、吉住を恋人に持っていると知ったそのおらくが吉田にすすめられ、彼の妾になると承知したとき、梅村には周囲の誰もが信じられなくなった。彼の施政はいよいよ苛酷になり、そのため村民は薩軍の隊長大村に直訴した。彼は江戸へ呼びかえされることになったがその矢先、村民の一揆があり、それを応援するのが薩軍であるときいて彼等に手向かって捕らえられた。梅村が唯一人信頼したおらくの妹つまは一揆の犠牲になって死に、おらくは曳かれて行く梅村を峠まで追って行った。明治二年梅村は東京で獄死した。おらくは梅村をしのびながら路傍の三味線弾きにおちぶれて死んだ。

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作品データ

製作年
1952年
製作国
日本
配給
松竹
初公開日
1952年12月10日
上映時間
109分
製作会社
松竹・京都
ジャンル
時代劇


[c]キネマ旬報社