木曽の風来坊:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
木曽の風来坊
木曽の風来坊
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木曽の風来坊

1955年6月19日公開、92分
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かつても映画化された長谷川伸の「雪の渡り鳥」から、「月を斬る影法師」の八尋不二が脚色し、「森蘭丸」の小林桂三郎が監督、「地獄の用心棒」の中尾利太郎が撮影する。主なる出演者は「落日の血闘」の坂東好太郎、久振りに映画に出る関西歌舞伎の坂東鶴之助の入社第一回出演、「あした来る人」の月丘夢路、「明日の幸福」の小堀誠、「33号車応答なし」の清水元など。

ストーリー

甲州の黒駒勝蔵の賭場でイカサマ謇の名人佐太郎と弥之助は知りあいとなり、追分の貸元山源の家に草鞋をぬいた。佐太郎は女にかけては気が弱く、反対に弥之助は女に手の早い男だった。料亭の女お新は佐太郎に一目惚れしたが、彼は酔って高嚊の間に弥之助がお新を口説き始めた時、彼女の旦那山源が現われたので二人は驚いて逃出した。塩尻に落着いた二人は、荒物屋仁兵衛の娘おたねと親しくなった。やくざの愛人に死なれた彼女は、堅気の男に添いたいと思っていたが、佐太郎と互いに心をひかれるようになった。しかし弱気の彼は二人きりになっても愛情を打ちあける事ができない。その彼女を口説いたのは弥之助。しかも彼はこれが最初の真実の愛だった。おたねも佐太郎の愛を得ることのできぬ淋しさから、ついに弥之助に体を許した。そのころ新右衛門と花熊一家との出入りが始った。おたねと弥之助の仲を知った佐太郎は怒ったが、喧嘩場で弥之助が斬りたてられるのをみると、「佐太郎さん、うちの人を殺さないで」というおたねの言葉を思出し、大五郎を斬って旅に出た。それから三年、佐太郎は秘かに塩尻に立ちより、大酒のみになった弥太郎が花熊のため追立てを食っているのを知った。思出の小川の橋で佐太郎はおたねと出合い、二人が心から愛していることに気づいたが、今は諦めるほかはなく、花熊一家に斬りこんだ弥之助を助け、堅気になって女房を可愛がれと再び旅立った。

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作品データ

原題
The Wanderer
製作年
1955年
製作国
日本
配給
日活
初公開日
1955年6月19日
上映時間
92分
製作会社
日活


[c]キネマ旬報社