怪談 牡丹燈籠:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
怪談 牡丹燈籠
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怪談 牡丹燈籠

1955年7月12日公開、57分、ホラー/時代劇
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「悲剣乙女桜」の野淵昶が久しぶりに監督する映画で、彼自身がシナリオを書き、「さいざんす二刀流」の藤井春美が撮影する。主なる出演者は「闇太郎変化」の東千代之介と田代百合子、「天保六道銭 平戸の海賊」の浦里はるみ、「水戸黄門漫遊記 火牛坂の悪鬼」の山口勇、「サラリーマン 目白三平」の杉狂児など。

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ストーリー

旗本くずれ新三郎は、大身の旗本飯島平左衛門の一人娘お露と恋仲であったが、平左衛門はお露をよそへ縁づけようとしていた。やけ気味の新三郎は賭場へ通ううち、莫蓮女お国に想われる身となった。お国は幇間医者志丈と計ってお露を彼から遠ざけようとし、新三郎はお国の愛人になったと告げた。絶望のお露は乳母お米と共に大川へ身を投げた。それ以来、新三郎は毎日酒びたりになっていたが、或夜、庭の敷石をつたうお露の木履の音を聞いた。お米をつれたお露の霊は、こうして毎夜彼のもとをおとずれ、楽しい夜ごとが始った。だが或る晩、仲間の伴蔵がのぞいてみると、新三郎がお露と信じて抱擁しているのは無気味な骸骨だった。驚いた伴蔵は女房お峰と相談し、新三郎を不動院の阿闍梨の許に連れ、怨霊よけの祈祷を頼み、家には護摩札がはられた。その夜もお露主従の霊は訪れたが、護摩札の威力で家の中にはいることができなかった。次の夜、江戸の町々には孟蘭盆の送り火が白く煙って消えた夜ふけ新三郎の家の前に現われた主従の霊は、伴蔵とお峰に十両の金をあたえた。欲にからんだ伴蔵が開けた戸から、お露は中にはいって新三郎にすがりついた。その時、お国と志丈から知らせをうけた平左衛門は、新三郎がお露をかどわかしていると思いこみ、刺客をさしむけた。狂乱の新三郎は白刃をふるってその中におどりこみ、乱闘の末に傷き、彼だけの目に見えるお露に手をひかれて死んだ。

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作品データ

製作年
1955年
製作国
日本
初公開日
1955年7月12日
上映時間
57分
製作会社
東映京都
ジャンル
ホラー時代劇


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