銭形平次捕物控 人肌蜘蛛:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
銭形平次捕物控 人肌蜘蛛
銭形平次捕物控 人肌蜘蛛
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銭形平次捕物控 人肌蜘蛛

1956年8月14日公開、82分、時代劇/サスペンス・ミステリー
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野村胡堂原作、銭形平次捕物控の大映カラー色彩による映画化である。江戸神田祭を背景に展開される刺青連続殺人事件。脚色は「宝島遠征」の小国英雄、監督は「刑事部屋」の森一生、撮影担当は「柳生連也斎 秘伝月影抄」の杉山公平。主な出演者は「鼠小僧忍び込み控」の長谷川一夫、「花頭巾」の市川雷蔵、山本富士子、阿井美千子、「折鶴七変化 (前後編)」の黒川弥太郎「滝の白糸(1956)」の近藤美恵子、「魔の花嫁衣裳 (前後篇)」の矢島ひろ子、ほかに堺駿二、夏目俊二、中村玉緒、入江たか子など。

ストーリー

江戸の大火に材木買占めで巨利を得た材木問屋上総屋喜兵衛、呉服問屋尾張屋伝右衛門ら一味は、示し合せて銭形平次の探査の手を手先の松五郎と新吉に負わせ、二人は佃島へ流された。三年後、事の次第を知った二人は牢を破るが新吉だけ辛くも逃れる。翌朝、隅田川べりに一味の医師宗庵の死体が浮び、懐中から東海道五十三次の浮世絵が発見された。検死した目明し三輪の万七もこの謎解きは出来ない。だが与力笹野新三郎に島破りの件を聞いた平次は以前の事件を思い出す。この頃、上州から来た焼物師新次郎は上総屋の跡とり娘お絹と知り合う。やがて一味の伊勢屋久助も殺害され懐中には又もや浮世絵が。明晩子の刻に奉行月番が、かつて平次の探査を妨げた北町奉行根岸肥後守に移ると知った平次は事件の急拠解決を誓う。お絹を旅篭柊屋へ置いて外出した新次郎が戻るとお絹は消失。平次は彼から事情を聞き、お絹急死の噂で上総屋に急ぐが、棺の中身は板倉屋おれんの死体。大番頭菊蔵の計りで捕われの身となった平次は新次郎共々急場を脱し、上総屋の寮に駈けつける。仲間割れでおれんを殺し、お絹を生きながら墓に埋めて身代を奪おうとした喜兵衛の企てはここに暴かれ、彼はそこに幽閉されていたお絹の短銃に倒れる。やがて神田祭の雑踏。死んだ筈の松五郎が新吉と共に尾張屋を襲うが平次に妨げられる。材木買占め一味が浮世絵の絵柄と色で会合場所を指定していたと知った平次は、とある料亭へ尾張屋と蔵奉行松島外記をおびき出し、陰謀発覚を恐れた尾張屋が宗庵と久助を殺したことや松島の一味加担を暴く。平次は女目明しお品と協力、米買占めで又もや大儲けしようと企んだ一味を一綱打尽。新吉は以前行方不明になった弟新次郎と再会、お絹の幸せを祈りつつ平次に曳かれて行った。

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作品データ

製作年
1956年
製作国
日本
初公開日
1956年8月14日
上映時間
82分
製作会社
大映京都
ジャンル
時代劇サスペンス・ミステリー


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