浮気旅行
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浮気旅行

1956年10月9日公開、48分
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源氏鶏太原作による“浮気の旅”の映画化。東宝の“ダイヤモンド・シリーズ”に対抗して、東京映画が発表する“パール・シリーズ”の、「お初の片恋」に続く第二作である。脚色は「兄とその妹」の潤色者長瀬喜伴、監督は「のんき夫婦」の杉江敏男、撮影も同じ岡崎宏三である。主な出演者は、日活を離れ五社に復帰した「地獄の札束」の河津清三郎、「猫と庄造と二人のをんな」の南悠子、「好人物の夫婦」の津島恵子、「アチャコ行状記 嫁取り試験」の本郷秀雄、その他小堀誠、英百合子、中村是好など。

ストーリー

風早信太は千代夫人との間に三人の子供があり、そろそろ浮気もしてみたい頃。その時おあつらえ向きに会社から出張命令。信州の前社長菊本剛平に記念品を持って行く役目だが、気むずかしい人だというみんなの話に信太は心細くなる。しかし帰りは温泉へ一泊してよいという部長の言葉にチャンス到来といさみ立った。その晩信太は馴染みのバーの女克子をくどいて一緒に行くことにした。翌日、克子と二人にっこり車内で顔を見合せた時である。来るなと言っておいた千代夫人が見送りに来た。あわてて知らんふりを装った克子はいい奥様ぶりに気がとがめてしまう。信州についても、引返すという克子をなだめ二人はバスに乗るが間もなくパンク。仕方なく歩き出す中、そこへ来たトラックに乗せて貰う。克子は助手席、くさった信太が後に上ると先客がいる。その老婆を相手に社用で来たこと、自分は課長で家内も連れている等いい気になって喋ってしまう。宿に着いた信太は先ず菊本邸に参上。玄関に現われた夫人はなんと先刻のトラックの老婆である。会社での忠告を思って緊張して待っていると、案に相違して剛平は記念品に感謝する人物である。今夜は奥さんと泊るように、とのたっての言葉、肚を決めて御馳走になる事にする。私の知らない課長はあなた一人と云われ今更白状も出来ない。そこへ夫人が克子を呼んで来る。どうやら二人はぼろも出さずに済ましたが、老夫婦のしみじみとした愛情をみせつけられて信太は考え込んでしまう。克子とて同じ思い。菊本邸を辞した二人は浮気を止めようと云うのだった。

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作品データ

製作年
1956年
製作国
日本
配給
東宝
初公開日
1956年10月9日
上映時間
48分
製作会社
東京映画


[c]キネマ旬報社