別れの燈台:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
別れの燈台
別れの燈台
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別れの燈台

1958年10月22日公開、47分
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春日八郎のヒットソングを素材にした歌謡映画。平凡別冊所載の山口素一の原作で、「明日を賭ける男」の共同脚色者西島大、「男のブルース」の森永健次郎が、それぞれ脚色、監督を担当した。撮影も「男のブルース」の中尾利太郎。「続夫婦百景」の青山恭二、「第3号倉庫」の香月美奈子に、春日八郎も出演。

ストーリー

年に一度の秋祭で岬村は賑っていた。巡査の結城三郎は恩師の小学校長・矢野啓介の娘・美沙子と許婚だった。二人が散歩していたとき、丸木屋燃料店主自殺の報せがきたのである。三郎は現場へ駈けつけ、その娘由美から話をきいた。ただ事業不振のための自殺と説明する彼女に不審を抱いた。丸木屋が土地の権利書を何者かに奪われたという噂があったからである。三郎は問いつめ、奪った犯人が美沙子の弟・浩二と知ってガク然とした。浩二は事件直後どこかへ消えていた。--村人たちは三郎と由美の仲を噂するようになった。真相を調べるため、彼が彼女に何回も会ったからである。美沙子は彼を責めたが、三郎は弁解しなかった。彼は警官をやめ、昔の友・友田をたずねて上京した。演芸会で美声を競った仲である。彼は植木園を営んでいた。三郎はその手伝いをしながら、浩二を探した。--美沙子は不安だった。啓介夫妻は三郎をあきらめ、村のホテルの支配人・黒木との縁談を持ちこんだ。由美が三郎を追って上京したという噂が、彼女にショックを与えた。東京では、三郎と友田が浩二を探し廻っていた。一度、愚連隊と一緒にいる浩二を見つけたが、乱闘になり、逃げられてしまった。由美は友田の紹介でバー「トスカーナ」で働きながら浩二を探した。そこのマダムが浩二は「藤山商会」という怪しげな会社にいると知らせてきた。商会のおもてで、偶然、由美は浩二に会った。彼は自分が責任をもって解決するから誰にも黙っていてくれという。権利書は、藤山が前の会社の使いこみの穴うめに、浩二を泣きおとし、奪わせたのだ。三郎は数日後、彼に会ったが、何も聞かされず、逃げられた。みんな、疲れきった。啓介の死を知らせる電報がきた。今までの苦労は水の泡だ。三郎は帰村し、故人の墓にぬかづいた。黒木と美沙子の縁談のことを聞いた。三郎はそのまま美沙子に会わずに帰京した。美沙子はそれを聞くと、彼を追って上京し、由美に会った。三郎の真意を告げられ、自分の誤解を悔いた。二人が父の死を告げに藤山商会へついたとき、浩二は愚連隊に脅迫されていた。友田と三郎のいる居酒屋に知らせが飛んだ。たちまち、商会に警官隊が到着した。--美沙子は三郎の手をしっかり握った。由美も明るくなり、浩二は再起を誓った。友田の歌が流れてきた。

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作品データ

製作年
1958年
製作国
日本
配給
日活
初公開日
1958年10月22日
上映時間
47分
製作会社
日活


[c]キネマ旬報社