愛染橋:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
愛染橋
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愛染橋

1951年10月12日公開、80分
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原作は川口松太郎。「武蔵野夫人」の依田義賢と野淵昶の共同のシナリオによって、「姉妹星」の野淵昶が監督し「限りなき情熱」の伊佐山三郎が撮影に当っている。主演者は「武蔵野夫人」の田中絹代に、「逢魔が辻の決闘」の岡譲二、新人三橋達也に、長谷部健、沢村貞子、殿山泰司、羅門光三郎などである。

ストーリー

娘義太夫として東都随一の人気者竹本喜代司には、横浜の貿易商の若主人である浜小橋正一郎という恋人があった。正一郎は父の急死で家の跡をつぎ、結婚をすすめられるので喜代司を母にひきあわせて結婚の許しを乞うた。母は喜代司の人柄が気に入り、嫁に迎えようといったが、喜代司は芸道に未練があって心が定まらず、常に結婚相手になってくれる伊澤四郎に、やはり結婚より芸道に生きることをえらぶといい置いて大阪へ走った。斯界の權威團平に弟子入りを乞い、女弟子を取らぬという彼を熱意で動かし、彼の激しい指導を受けることになるが、やがて喜代司は自分が正一郎の子供を宿していることに気がついた。生れる子供を不幸にしたくないばかりに彼女は師匠に事情を打ち明けて横浜へ戻るが、その日は皮肉にも正一郎の結婚式の日であった。喜代司は再び芸に生きようと、名古屋でひそかに男の子を生み、それを里子にやってしまった。修業の甲斐あって喜代司は女義太夫の第一人者となり、劇場の座主ともなった。たまたま旅の途中名古屋へ下車したが、そのとき劇場から出演交渉を受けたが心進まぬうちに、十八、九の少年を先に立てた男たちに、彼女がこの土地で私生児を生んだことを種に脅迫された。土地の病院長になっている伊澤に会い、事情を打ち明けると、その不良少年こそ彼女の実子であることが明らかになった。喜代司は伊澤のすすめで名古屋の出演を承諾すると共に少年新太郎を東京へ連れかえりたいといった。新太郎は初めは逃げていたが、翌日東海道を東へ走る列車には、十九年ぶりでめぐり合った母と子の喜びをのせていた。

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作品データ

製作年
1951年
製作国
日本
配給
大映
初公開日
1951年10月12日
上映時間
80分
製作会社
大映京都


[c]キネマ旬報社