役所広司
加納亮介
新宿に進出を企てる“黒社会”と総称される東南アジア系マフィアと、彼らに対抗する男たちの戦いを描くフィルム・ノワール。上之二郎、平川輝治の原作(集英社・刊)をもとに、テレビの演出を経た馬場昭格の劇映画デビュー作。「オーロラの下で」の役所広司が主演するほか、日、米、香港、台湾など国際色豊かなキャストが共演している。R指定作品。
東洋一の歓楽街・新宿では、歌舞伎町を中心に、日本のやくざ共栄会、台湾の七友幇、そして香港の三和会が抗争を始めていた。特に三和会の洪は日本進出を図るイタリアのマフィア、バローネファミリーと手を結び、同じ東南アジア系マフィアである七友幇の一掃を目指し、ヒットマンを使って激しい殺戮を展開した。相棒の江口とともにフリーの腕利きスマグラー(麻薬密売人)として活動していた加納亮介は、その三和会から協力を求められるが、組織に縛られることを好まない彼はそれを断る。一方、バローネファミリーを追うニュヨーク市警覆面捜査官のラリー・マツダは、同僚リン・クァンとともに暗黒街に潜入、麻薬取引をめぐって加納と出会い、対立するが、いつしか友情を芽生えさせていた。やがて三和会は七友幇を破滅させ、次のターゲットを日本人のスマグラーとジャンキーに向けてきた。加納の仲間も次々に殺され、江口と恋人、路代も死ぬ。復讐を誓う加納はラリーと手を結び、リンや健吾も連れてとうとう来日したバローネ一味と三和会に無謀とも言える戦いをしかけ、執念の末一味を壊滅させる。だが生き残ったのは加納ただ一人であった。
加納亮介
江口信久
スーザン・ダーレル
畑山路代
水島健吾
小泉朝子
安西久美
ウェイ・ウェイ
徐文丹
シーザー・バローネ
レフティ・ベニー・ピューマ
洪炎生
立石勝三
リン・クァン
ラリー・マツダ
監督
脚本
原作
原作
撮影
音楽
美術
編集
照明
録音
助監督
企画
プロデューサー
プロデューサー
音楽プロデューサー
スチール
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