喧嘩商売
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喧嘩商売

1937年公開
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「頓珍漢ミイラ取り」「旅鴉子供連れ」と同じくバート・ウィーラーとロバート・ウールジーが主演する映画で、「ロジタ(1936)」のナット・ペリンが俳優として名あるベニー・ルービンと協力して書き下ろしたシナリオによって「クーパーの餓鬼大将」「アフリカは笑ふ」のエドワード・クラインが監督し、「頓珍漢ミイラ取り」のジャック・マッケンジーが撮影したものである。助演者は新顔のマージョリー・ロード、「マルクス一番乗り」のエスター・ミューア、パトリシア・ワイルダー、ラッセル・ヒックスその他である。

ストーリー

ウィリアム・ホッブスとクロード・ホートンは共同で製薬会社を経営しているが朝から晩まで意見の衝突で喧嘩ばかりしているので、顧問弁護士ディルウィグはその都度、共同経営解消手続きを作らされては無駄になるため大いに弱っていた。店の外交員トニイが大切な顧客アップルゲート氏を連れて来るという直前に、またも二人は喧嘩をはじめたのでディルウィグは二人が相撲をとって、負けたほうが従僕となることにし、従僕が反抗した時にはそのたびに100ドルの罰金を支払う契約書を作る。試合の結果ホッブスが負け、向こう1年間ホートンの従僕にならねばならぬ。契約によってこの訳は他人に言えないことになっているので、大いに弱ったホッブスは恋人フロレンスを避暑に行かせ、自分は泣く泣くホートンの家の従僕になった。ところがホートンは早くホッブスを降参させてやろうと、フロレンスを避暑地から呼び戻して夜会に招き、その席上でホッブスをいじめてやろうとする。ホッブスはそれに気づくと他の召使を全部追い払って夜会が開けないようにするが、ホートンはすぐ新しい雇人を集めて夜会を開くことにする。さらばとホッブスは知り合いのガーディーという女とその仲間を雇い入れる。こんな給仕では役に立たないと言わせるつもりだが、ホートンは案外平気である。夜会の席で果たしてホッブスは散々な目に合い、フロレンスには愛想を尽かされるのでなんとかして契約書を盗み出そうとする。この夜トニイはホートンをだまして不利な契約書を作らせ明朝客に渡そうとするが、弁護士に見つかれば反対されるに決まっているので、なんとかしてその晩に盗み出そうとする。ホートンは新しく雇い入れた召使たちを怪しいと見て警戒している間に、いろいろ騒動があった末、とうとう契約書は盗まれてしまう。ところが一番怪しんでいた召使たちが大活躍をして、無事に会社の契約書を取り戻してくれた。ホートンとホッブスの契約書は二人が署名していない無効のものだったので弁護士は二人に和解を勧めて破棄する。これでホッブスは従僕の地位から解放され、フロレンスの愛も取り戻すことができたが、散々懲りた後にもホートンとホッブスとはまたたちまち次の喧嘩を始めるのだった。

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作品データ

原題
On Again Off Again
製作年
1937年
製作国
アメリカ
初公開日
1937年
製作会社
RKOラジオ映画


[c]キネマ旬報社