緒方恵美
碇シンジ
21世紀の第3新東京市を舞台に、人類と謎の生命体“使徒”との壮絶な戦いと、使徒を倒すべく造られた人類最後の兵器エヴァンゲリオンを操る少年少女の苦悩を描いた長編アニメーション。95年から96年にかけてテレビ放映されて話題を呼んだ連続アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の劇場版で、全弐拾六話のうちの第壱話から弐拾四話までの総集編に新作カットを加えて再編集した「DEATH」篇と、第弐拾五話・最終話を新たにリメイクした「REBIRTH」篇の2部からなる。ただし、製作作業の遅れから「REBIRTH」篇は27分間だけの未完成の形で上映された。総監督はテレビ・シリーズの監督をつとめた庵野秀明。監督は「DEATH」篇が「MACROSS PLUS」でオリジナルキャラクターデザインを担当した摩砂雪、「REBIRTH」篇がテレビ・シリーズの副監督を担当していた鶴巻和哉。声の出演に「美少女戦士セーラームーン R」の緒方恵美のほか、林原めぐみ、宮村優子、三石琴乃ら。
「DEATH」地球の人口の半数が失われた大災害セカンド・インパクトから15年、人類は使徒の襲来を受け、再び危機に瀕していた。使徒を迎撃できるのは、使徒と同じ力を持つ汎用人型決戦兵器エヴァンゲリオンだけである。人類補完計画の責任者で特務機関ネルフの最高司令官・碇ゲンドウは、エヴァの操縦者=サード・チルドレンに実子・シンジを選んだ。内向的な性格のシンジはエヴァ初号機に乗ることを躊躇するが、傷だらけの少女・綾波レイがエヴァに乗せられようとしているのに耐えかねて、それを承諾する。シンジは襲い来る使徒を次々に倒していった。そんな彼を精神面で支えているのは、ネルフの作戦部長・葛城ミサトである。彼女は父を殺した使徒への復讐のためにネルフに参加していた。シンジ以外のチルドレンもまた、それぞれに複雑な人生を背負ってエヴァに乗り込んでいる。ファースト・チルドレンの綾波は、エヴァに搭乗するために造られただけの“存在”であることに悩み、セカンド・チルドレンの惣流・アスカ・ラングレーは、エヴァに乗るというプライドだけを生きる支えにしていた。だが、ある戦いでシンジに助けられたことで彼女のプライドは傷つき、さらに別の使徒による精神汚染を受けてアスカの人格は崩壊する。そんな頃、シンジの前にフィフス・チルドレンの渚カヲルが現れた。シンジはカヲルに初めて心を許すが、実は彼こそが最後の使徒だった。地下に収容される第1使徒・アダムと接触してサード・インパクトを引き起こすべく、カヲルはネルフ内部の破壊を始める。しかし、地下に降り立ったカヲルは、それがアダムではなくリリスであることを知ると、自らシンジに殺されることを選択した。エヴァに乗ったシンジは長い葛藤の末、ためらいながらカオルを握りつぶす。 「REBIRTH」初めて心を許した相手・カヲルを自らの手で殺してしまったシンジは、深く心を閉ざしてアスカに救いを求めた。だが、自我喪失状態の彼女は何も応えてはくれない。そんな折、これまで使徒との戦いを陰で演出していた謎の組織・ゼーレがネルフ本部への攻撃を開始した。人類補完計画の真の目的である、ヒトを完全な単体として人工進化させるプランを実行に移すため、ネルフのスーパーコンピュータ“MAGI”を接収しようというのが彼らの狙いである。復帰した赤木リツコの働きで接収の危機からは逃れたが、ゼーレはさらに2体のエヴァを奪おうと特殊部隊を突入させた。激しい銃撃戦の中、ミサトはアスカをエヴァ弐号機に乗せる。すると、アスカは死への抵抗心から覚醒し、弐号機を操縦し始めた。さらにミサトはシンジを探し出し、彼を無理矢理ひきずって初号機のある地下へ向かう。その頃、抵抗を続けるアスカの頭上には、ゼーレによって放たれた9体のエヴァシリーズが飛行していた。
碇シンジ
綾波レイ
惣流・アスカ・ラングレー
葛城ミサト
赤木リツコ
渚カヲル
碇ゲンドウ
冬月コウゾウ
加持リョウジ
伊吹マヤ
青葉シゲル
日向マコト
鈴原トウジ
相田ケンスケ
洞木ヒカリ
総監督、原作、作画監督、設定デザイン、メカニックデザイン、脚色、絵コンテ
監督、演出、作画監督、絵コンテ
監督、演出、設定デザイン、絵コンテ
原作
演出助手
演出助手
作画監督、キャラクター・デザイン
キャラクター作画監督、設定デザイン
メカニック作画監督
製作
製作
製作
製作
製作補
製作補
撮影監督
音楽
美術監督
編集
音響監督
効果
特殊効果
3Dアニメーター
プロデューサー
主題歌
色彩設定/色指定
メカニックデザイン
構成、脚色