恋の下町涙雨:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
恋の下町涙雨
恋の下町涙雨
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恋の下町涙雨

1928年公開
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「マイク」「嵐に咲く花」のサリー・オニール嬢と「桃色曲芸団」「憧憬の彼方」のラルフ・グレイヴス氏とが共演する映画で、カーティス・ベントン氏の原作をフランセス・ギーハン女史とヴェラ・クラーク女史とが脚色し「夜稼ぎ二人組」と同じくジョルジェ・アルシャンポー氏が監督したものである「ギャング・ワー」「夜稼ぎ二人組」のエディ・グリポー氏を初めとし、ジーン・ラヴァーティ嬢、ジェームズ・フィンレイソン氏、等が助演している。

ストーリー

大ニューヨークの第9丁目の角を一寸曲ったところが有名な貧乏町である。この町にサリー・オデーと言うここには珍しい美しい娘が新型の婦人帽を造って1人の活計を立っていたが、彼女は絶えず、立派な恋人、立派な未来の良人を幻に描いていた。ある日窓の下に、それこそ理想的な青年が立っているのを見つけ、帽子をわざわざ彼の足許に落として気をひいて見たが、彼は見むきもしてくれなかった。青年の名はジョー・ウォレンスと言って拳闘選手を商売にしていたが、丁度その時、テリーという男の連れているグラディスという蓮葉娘に眼を奪われていたのだった。テリーとジョーとが一言二言文句の末に第9街一帯はたちまち修羅の巷となり、打ちのめされて気絶したジョーはサリーに助けられて彼女の家に連れられ、2週間ばかり手厚い看護と優しい情をうけるが、グラディスの姿が目にちらついてジョーはサリーに冷い態度を続けていたが、2週間の終りについついのっぴきならない破目になり、サリーの結婚申込を承知する。サリーは大喜び隣家のマローン夫妻からテリー・グラディスまで呼び集めて結婚披露の支度をした。だのにジョーは逃げ出してしまったのである。彼は500ドル懸賞の拳闘試合に出る。負傷あがりの彼は、相手からしたたかに打ち倒される。そのたび毎に夢中の彼はサリーが自分を励してくれる幻を見た。猛然として立ち上ったジョーはついに相手をノックアウトする。500ドルを手に握った彼は、サリーの室へと駆けこんで叫んだ。「婦人帽製造の店を開こう」と。

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作品データ

原題
Bachelor's Paradise
製作年
1928年
製作国
アメリカ
初公開日
1928年
製作会社
ティファニー・スタール映画


[c]キネマ旬報社