死線に立つ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
死線に立つ
死線に立つ
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死線に立つ

1925年公開
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「鉄拳乱舞」「剣難女難」に先んじて作られたリチャード・デイツクス氏第二回主演映画で右記二映画と同じくポール・H・スローン氏が監督したもの。原作はI・A・R・ワイリー氏作の小説でジェームズ・アツシュモア・クリールマン氏が脚色した。デイツクス氏の相手役は「喧嘩両成敗」「トニー大暴れ」等出演のジャクリーン・ローガン嬢と「悲恋の勇士」「小さき巨人」等出演のエドナ・マーフィ嬢が勤め、ジョージ・ナツシュ氏、アーサー・ハウスマン氏等が助演している。

ストーリー

米国が世界大戦に参加し第一回出征軍隊が出発の前夜ニューヨークの大ホテルでは送別舞踏会が催された。ジョフレイ・ジャーネルも出征兵士の一人として主席し一人の女性と知り合いになった。その後戦線で件の女性が戦友クライヴ・ロスジェインの妹エリノアであることが解った。出征中に財産を失ったファーネルは戦争が終わると一新聞記者として働かねばならなかった。クライヴは戦死したと伝えられた。ファーネルは主筆から「モップス」コリンスという女に関する事件の探訪を命ぜられた。この女は数回離婚し今ではカフェの踊り子になって当時噂の中心になっていたので好個の三面種には相違なかった。しかし彼は生活に疲れ社会の迫害に苦しんでいるモップスを更に追求して自分の手柄にしたいとは思わなかった。主筆は彼がモップス事件を書かないので首を切ろうとしたがファーネルは一週間以内に特種を見つける約束で首をつないで貰った。数日間彼は一文なしで新聞種を漁り廻った揚げ句法廷で密輸入者として検挙された浮浪者の中に戦死した筈のクライヴ・ロスフエインを発見した。名誉の戦死者が罪人として生きている、ことは確かに特種に相違なかったが奮友の名誉を汚して己が餌食とすることは耐え難いことだった。しかしモップスは薬餌もなく死に瀕し彼自信明白の糧を得難かった。彼は主筆に事件の内容を告げ更にロスフエインの故郷を訪ねた。そしてロスフエイン家の人々、就中エリノアの歓待を受けた彼は人情と仕事の板挟みとなった。彼は腕力にまで訴えて記事掲載を中止させんとしたが「ロスフエイン罪人として現わる」の記事は社会を驚かせた。しかも彼の介抱の甲斐なくモップスは死んでしまった。エリノアは彼を責めにやってきた。主筆は彼が暴行した廉で告訴した。ファーネルの苦衷と努力とは水泡に帰するであろうか。否、すべての事情を知ったエリノアはファーネルの過ちを許した。

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作品データ

原題
A Man Must Live
製作年
1925年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1925年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社