ジャズの酒場:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ジャズの酒場
ジャズの酒場
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ジャズの酒場

1927年公開
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「南海のアロマ」に続くギルダ・グレイ嬢主演映画でオーウェン・デイヴィス氏が特に書き下ろした物語をベッキー・ガーディナー女史が脚色し、「ヨランダ姫」「悪魔の微笑」等と同じくロバート・ヴィニョーラ氏が監督したものである。グレイ嬢の相手役は「歌え!踊れ!(1926)」「桃色の曲者」等出演のトム・ムーア氏が勤め「勇み肌美人女給」「落花長恨」等出演のチェスター・コンクリン氏を始め、チャールズ・バイアー氏等が助演している。

ストーリー

グローリア・トラスクは貧しい家に生まれたが天性の美貌と舞踊の天才とでニューヨークで一流の踊り子となた。彼女が出演するクリスタル夜間倶楽部の常連の中の私立探偵トム・ウエストコットと不良団の頭目サム・ロバーツとはグローリアを張り合っていた。グローリアの弟アンディーはサムの部下の1人だったがある時サムから預かった大金を紛失して24時間以内に弁償することを命ぜられた。グローリアは弟を救うため借金してサムに返済しようとしたが、サムは人無きを幸い暴行を働かんとした。姉の身を気遣って馳せ着けたアンディーは怒ってサムを殴りつけた。サムは拳銃を放って相手の腕を傷つけた。アンディーも屈せず応射してサムを銃殺した。グローリアは弟を助けて家に帰り、その夜の中に彼を国外に逃すことにした。この顛末の目撃者たるブランシュ・ホワードはサムの情婦でサムがグローリアにほれているのを嫉妬してその時も後を尾けて物陰から見ていたのだが知らぬ顔をしていた。トムは活動を始めた。アンディーは午前2時出帆の船に乗る筈だった。グローリアが捜査に来たトムをなだめて倶楽部に連れて行ったのは夜半頃だった。彼女はトムをひきつけて置くために踊り抜いた。そして2時になって安心の吐息と共に楽屋に帰ると意外にも手錠をかけられたアンディーとブランシュとが警官に引き立てられて来ていた。これこそトムの計らいでアンディーの殺人が正当防衛であったことを証明するためだった。

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作品データ

原題
Cabaret
製作年
1927年
製作国
アメリカ
配給
パラマウント支社
初公開日
1927年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社