アネット・ケラーマン
Annabel_Cotton
「神の娘」「海の女王」などに出演したアネット・ケラーマン主演のソル・レッサー映画でファースト・ナショナル発売である。原作はビックフォード物やリリアン・ギッシュ物を大分書いたバーナード・マッコンヴィルで、監督は以前ロイス・ウェーバーの元にあったネイト・ワットである。「スタムブールの處女」「法の外(1921)」などに出演のウィーラー・オークマンや「征服の力」のラルフ・ルイスそのほかブル・モンタナらが出演している。
キング・コットンは極端に厳格な旧式の社会改造家である。そのまた娘のアナベルは大の運動家でお父さんとは正反対のはね返りであった。彼女の周囲には2人の若者がいた。その中のウィリーは彼女の父親の主義にどちらかといえば近く、ジャックは猛烈な運動家で、自然彼女はジャックの方が気に入っていた。ウィリーは彼女の心を得るために男性的な男となるべくネルソンという船乗り上がりの男を頼んで苦心を重ねた。彼女の父が社会改造会の会長を辞して布哇行きを思い立った時、ネルソンとウィリーは同行することとなる。ウィリーはここにおいて手ひどく彼女に男性的な荒療治を試みた。そして彼女の心を得ることができたのである。
Annabel_Cotton
James_King_Cotton
Willie_St._John
Captain Buck_Nelson
Jose
Jack_Mortimer
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