永作博美
高岩百合子
テレビドラマ化もされた伊吹有喜の同名小説を『百万円と苦虫女』のタナダユキ監督が映画化したヒューマンドラマ。母親の死をきっかけに実家に戻ったヒロインが、父親と突然現れた男女とともに奇妙な同居生活を通して、母親の愛を再確認する姿をつづる。永作博美がヒロインに扮するほか、岡田将生、二階堂ふみら話題のキャストが集結。
※結末の記載を含むものもあります。
母親の乙美が亡くなり、娘の百合子は父親を心配して実家に戻る。表向きはそうだが、実は夫との間に問題を抱え、憔悴しきっての帰郷だった。そんな2人の前にイモという女性と日系ブラジル人の青年ハルが現れる。イモは生前の乙美に頼まれ、残された家族の面倒を見に来たという。そして、四十九日までの不思議な共同生活が始まる。
監督
脚本
原作
音楽
主題歌
エグゼクティブプロデューサー
企画
プロデューサー
プロデューサー
プロデューサー
キャスティングプロデューサー
ライン・プロデューサー
撮影
照明
録音
美術
装飾
衣裳
ヘアメイク
編集
スクリプター
音響効果
助監督
制作担当
スチール
[c]2013 映画「四十九日のレシピ」製作委員会 [c]キネマ旬報社
『同窓会』や『人のセックスを笑うな』は良かったけど、なぜか泣いている印象があまりなくて、「泣かない女優」みたいに思っていました。 今回の作品はJR東日本が制作に絡んでいるせいか、電車内の動画広告の露出が多く、泣いているシーンがあったので、楽しみにしていました。(泣くのが楽しみってのも変な話だけど・・・)結果は良かったですね。 原田泰造も、こういう役は難しいと思いますが、その2.5枚目流を見事演じ切っていました。つまりあまり男前でもおかしいし、かと言って、三枚目でもどうかなと思う、ぎりぎりの線ですね。 二階堂ふみや岡田将生も最高ですね。普通今の若者はシニアをバカにしている感じがしていますが、二人にそれがないのが、逆に新鮮でした。一種のファンタジーでしょうかね? 肝心の“四十九日のレシピ”があまり出て来なかったのが、残念!
妻を亡くした良平のもとに、ちゃらんぽらん風な女の子がやってきたのも面白かったけど、岡田将生が日系ブラジル3世っていうのも笑っちゃった。 でもちょっと無理ありすぎ!? そして娘百合子が出戻ってきて、母の残したレシピをイモに託し、妻の四十九日を迎えるための、奇妙な4人の生活が始まった。 おっかの残したレシピを頼りに、おっか探しもしていくうちに、2人は徐々に元気になっていきおっかの偉大さも知る。 そうそう、叔母さんの毒舌はさすがの貫録で、さっぱりしていて気持ちがよかった。 時折グサッとくるが、愛があるから許されるって感じでしたね。 切なく考えさせられる一方で、ほんのりあったかになる映画でした。