2004年にマドリードで起きた同時多発列車爆破テロ事件の犯行計画をリアルに再現し、テロ組織に戦いを挑む中年捜査官の戦いを描いたハードボイルド・アクション。スペインのアカデミー賞に当たるゴヤ賞で主要6部門を受賞した。出演は「ゴヤ」のホセ・コロナド。監督は「ナインスゲート」の脚本を手掛けたエンリケ・ウルビス。2012年9月27日より、東京・新宿バルト9ほか全国5都市で開催された「第9回 ラテンビート映画祭」にて上映。2013年2月ヒューマントラストシネマ渋谷にて公開。
ストーリー
サントス・トリニダ(ホセ・コロナド)は、かつて情報部で周囲から厚い信頼を集める敏腕捜査官だったが、数年前にコロンビアで起きた悲劇によって、その輝かしいキャリアは途切れていた。今では失踪人捜索課に左遷された彼の仕事は、小さな事件の処理と膨大なお役所仕事だけ。酒に溺れる辛い人生を送っていたサントスはある夜、泥酔して立ち寄った酒場で怪しげな男たちに遭遇し、3件の殺人を犯してしまう。とっさに犯罪現場の証拠隠滅を図った後、逃亡した唯一の目撃者の行方を追い始める。目撃者を追う中で見えてきたものは、複雑に絡み合い、欲にまみれた売春と麻薬販売のネットワーク。それは、とてつもなく精巧に仕組まれた犯罪計画に資金を調達するものだった。一方、酒場の殺人事件を追う警察の捜査も彼に迫っていた。孤独な戦いを続けるサントスだったが、いよいよ借りを返すチャンスが訪れる……。
キャスト
スタッフ
監督、脚本
エンリケ・ウルビス
脚本
ミチェル・ガスタンビデ
製作
アルバロ・アウグスティン
製作
ゴンザロ・サラサール=シンプソン
撮影
ウナクス・メンディア
音楽
マリオ・デ・ベニート
美術
アントン・ラグナ
編集
パブロ・ブランコ
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
- 原題
- No habrá paz para los malvados
- 映倫区分
- R15+
- 製作年
- 2011年
- 製作国
- スペイン
- 配給
- シンカ(提供 松竹映像商品部)
- 初公開日
- 2013年2月9日
- 上映時間
- 114分
- 製作会社
- Lazonafilms=T5 Cinema
- ジャンル
- アクション、 サスペンス・ミステリー
[c]2011 Lazona S.L.U, Telecinco Cinema, Manto Films AIE
[c]キネマ旬報社