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長い歴史を有する舞台芸術の最高峰パリ・オペラ座。そんなパリ・オペラ座で2012~2013年に上演される舞台を臨場感たっぷりに、さらにクラシック評論家アラン・デュオとパリ・オペラ座バレエ団芸術監督ブリジット・ルフェーブルによる解説や舞台裏、出演者へのインタビューなどを盛り込み上映するシリーズ。本作では2012年12月13日にオペラ・バスティーユで上演されたオペラの代名詞とも言うべき愛憎劇を収録。指揮はパリ国立オペラ音楽監督を務めるフィリップ・ジョルダン。ロイヤル・オペラほか多数の舞台に出演、「UKオペラ@シネマ ビゼー:カルメン」でもタイトルロールを演じたアンナ・カテリーナ・アントナッチが、魅惑的なカルメンを演じる。
ストーリー
スペイン・セビリア。煙草工場で働くジプシーのカルメン(アンナ・カテリーナ・アントナッチ)は、ある日、喧嘩騒ぎを起こす。治安を取り締まる龍騎兵伍長ドン・ホセ(ニコライ・シューコフ)がカルメンの護送にあたることになると、彼女はホセを誘惑。婚約者がいながらもすっかり彼女の虜になってしまったホセはカルメンを解放。酒場で落ち合う約束をし、カルメンは姿を消す。カルメンを脱走させた罪でホセは捕まり、さらに隊長と諍いを起こして、ホセはカルメンが絡んでいるジプシーの密輸集団に身を投じる。しかしそのときにはカルメンは闘牛士エスカミーリョ(リュドヴィック・テジエ)へと心変わりしていた。ホセはエスカミーリョと決闘をしてなんとかカルメンを振り向かせようとするが、一度離れた心は戻ってこなかった。そんな折、故郷にいる母が危篤になったとの知らせが入り、ホセは後ろ髪引かれる思いで密輸集団から離脱する。しばらくの後、エスカミーリョとカルメンは恋人同士になっていた。仕事に向かうエスカミーリョを見送るカルメンの前にホセが現れ復縁を迫るが、カルメンはこれを拒否。逆上したホセはカルメンを刺し、彼女はホセの腕の中で息絶える。
スタッフ
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作品データ
[c]national de Paris Charles Duprat
[c]キネマ旬報社