マルゲリータ・ブイ
カテリーナ
若い修道女、10代の家出少女、若い警察官など見知らぬ4人の人生が、公園に捨てられた赤ん坊をきっかけに交錯し、心を通い合わせてゆく様子を描いたドラマ。出演は「ローマ法王の休日」のマルゲリータ・ブイ、「ボローニャの夕暮れ」のシルヴィオ・オルランド。監督は「映画のようには愛せない」のジュゼッペ・ピッチョーニ。
イタリアのミラノ。終生を修道生活に捧げる誓いの儀式を1か月後に控えた若い修道女のカテリーナ(マルゲリータ・ブイ)は、ある日、公園でジョギング中の男性から“古いセーターに包まれた赤ちゃんを発見した”と手渡される。その赤ちゃん(ガブリエーレ・ガロファッロ)が無事に病院に保護された後、彼女は手元に残ったセーターのタグを頼りに、エルネスト(シルヴィオ・オルランド)のクリーニング店を訪ねる。赤ちゃんの母親を見つけ出そうと考えたのだ。この偶然の出会いは、2人の間に友情のような感情を芽生えさせてゆく。彼女の母親探しを手伝うことを決意するエルネスト。従業員の名前すら覚えようとせず、友達もいないエルネストだったが、もしかすると自分は赤ちゃんの父親ではないかと思い始めてもいたのだ。一方、カテリーナは“ファウスト”と名付けられた赤ちゃんとの面会を重ねるにつれ、その子に情が移ってゆくのを感じていた……。一方、毎晩の寝場所を求めて彷徨う家出少女テレーザ(カロリーナ・フレスキ)は、恋人の警官とともに新しい生活を始めようとしていたが、辛い過去を抱えていた。やがて、ファウストを包んでいたセーターが、カテリーナとテレーザを繋げてゆく……。
カテリーナ
エルネスト
テレーザ
エスメラルダ
修道院長
カテリーナの母
監督、脚本
脚本
脚本
製作
撮影
音楽
美術
編集
[c]キネマ旬報社