なまいきチョルベンと水夫さん
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なまいきチョルベンと水夫さん

2014年7月19日公開、92分
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『長くつ下のピッピ』や『ちいさいロッタちゃん』などを生み出し世界中で読まれているスウェーデンの児童文学作家アストリッド・リンドグレーンの作品のうち、『わたしたちの島で』を映画化。水夫さんという名の犬を連れた女の子チョルベンが漁師からアザラシの赤ちゃんをもらったことから巻き起こる騒動を、チャーミングに描く。チョルベンたちの住むウミガラス島はストックホルムからほど近いリゾート地ヴァックスホルム島をモデルにしており、春から夏にかけての美しい風景が映し出される。1964年に製作された本作はスウェーデンでヒットを記録し、続編も製作された。監督は「ラスムスくんの幸せをさがして」「長くつ下のピッピ」のオーレ・ヘルボム。

ストーリー

物おじしない性格のおてんばなチョルベンは、水夫さんという名の優しい愛犬といつも一緒。スウェーデンの中でも美しい風景が広がるリゾート地ウミガラス島に家族とともに住んでいた。夏になり、動物が大好きなペッレを含むメルケル一家やチョルベンの妹分スティーナが島にやってくる。チョルベンとスティーナが道端でカエルを見つけ、魔法でカエルに姿を変えられた王子様ではないかと思いどうにか元の姿に戻そうとしていたところ、ヨットで島に遊びに来た青年ペーテルと出会う。ペーテルのことを人間の姿に戻った王子様だと思い込んだ二人は、彼をペッレの姉マーリンに紹介。母親代わりの姉を取られてしまうのではないかと心配してペッレはむくれてしまう。ある日、漁師のヴェステルマンの網にアザラシの赤ちゃんがかかり、チョルベンはその赤ちゃんをもらうことになる。アザラシにモーセと名前をつけ喜んで世話をするが、チョルベンがモーセに夢中になっているため水夫さんはどことなく寂しそう。動物研究所の職員であるペーテルがアザラシは高値で売れると言った言葉を耳にしたヴェステルマンは、モーセを取り戻してペーテルに売りつけようと考える。チョルベンたちは猛反発し、モーセを死の浜と呼ばれる誰も来ないところにかくまう。そんな中、ペッレがかわいがっていたうさぎのヨッケがかみ殺される事件が起こる。さらにスティーナの牧場の仔羊も襲われ、目撃証言から水夫さんの仕業ではないかと疑いをかけられる。動物を襲う犬だからと水夫さんは銃殺されることになり、チョルベンは生きた心地がしない。しかし真犯人はキツネであることがわかり、水夫さんの命は助かる。真犯人のキツネを捕まえようと大人たちが動く中、幼い頃に母を亡くし命の大切さを知るペッレはキツネを逃してやる。チョルベンはそんなペッレにモーセをあげることにするが、モーセはヴェステルマンに連れ去られていた。モーセがよそへ売られる前に買い取ろうと、チョルベンたちは新聞配達や本の読み聞かせでお小遣いを稼ぐ作戦に乗り出す……。

予告編・関連動画

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予告編

2014/6/12(木)更新

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作品データ

原題
Tjorven, Batsman och Moses
映倫区分
G
製作年
1964年
製作国
スウェーデン
配給
クレストインターナショナル
初公開日
2014年7月19日
上映時間
92分

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[c]キネマ旬報社