毛皮のビーナス 女芯のいとなみ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
毛皮のビーナス 女芯のいとなみ
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毛皮のビーナス 女芯のいとなみ

1971年6月19日公開、91分
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性的倒錯者の情熱を描いた作品。監督は1967年にマックス・ディルマンの名で「バンドディドス」を演出したマッシモ・ダラマーノ。レオポルド・フォン・ザッヘル=マゾッホの「毛皮を着たヴィーナス」をファビオ・マッシーモが脚色。撮影は「火の森」のセルジオ・ドフィツィ。音楽はジャン・フランコ・リヴェルベリが担当。主演は「青い体験」のラウラ・アントネッリ。1982年10月に「毛皮のビーナス」と改題の上一般映画としてリバイバル上映。

ストーリー

セヴリン(R・ヴァレ)は子供の頃に家の女中と運転手の情事をのぞき見して、そのショックで性的に倒錯してしまった。彼は仕事先のホテルで壁穴からのぞき見して、若いモデルのワンダ(ラウラ・アントネッリ)が鏡に自分の裸身を映して恍惚としている姿を見た。ワンダはその豊かな肢体を毛皮に包みその感触に陶酔していた。翌日、ワンダはヨット・ボーイを誘惑して部屋に引き入れた。ワンダはたくましいヨット・ボーイとの行為をセヴリンにのぞかれている事を知っていた。「私は人に見られていないと興奮しないの」というワンダこそセヴリンが求めていた女なのだ。やがてセヴリンとワンダの果て姉妹行為がはじまった。ワンダがムチを振るい、打たれるセヴリンが呻く。湖畔であるいは壁の中の密室で時には第三者も加わってのゲームが続いた。毛皮を着た女には強烈なエロがある。セヴリンは毛皮を着たワンダに激しく襲いかかった。結婚してから豪奢な別荘を買い、レズビアンの女中二人を雇い入れると、女中にのぞかせては二人は情欲に狂った。ある日、別荘に近い所に住む若い画家をワンダが誘惑し、セヴリンの目の前でもつれあった。画家との淫らな行為のあと、彼女を求めるセヴリンにワンダは叫んだ。「もう、こんなことは沢山!」。ワンダはありったけの力でムチを振るった。ある日ドライブに出かけた二人の車に競走を挑んできたオートバイの男の逞しい身体に興味を覚えたワンダはそのブルーノという男を車に紹じ入れた。たちまち狂態が繰り広げられ、セヴリンは完全にのけ者にされてしまった。ブルーノは別荘に着くと、ワンダだけではなく、女中も犯し、まるで白日夢のような凄まじい暴力とセックスの渦をまき起こした。セヴリンは絶望に陥り、ひとり別荘を出て行った。ギリシャを出る寸前、セヴリンがある売春窟で知り合った女は驚くことに、ワンダと瓜二つ。ワンダへの憎悪を燃え上がらせて突然、女の首を絞めたセヴリンは、逆に歓喜する女を見て、またセックスの奴隷となることの欲望が頭をもたげるのを感じていた。

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作品データ

原題
LE MALIZIE DI VENERE
製作年
1969年
製作国
西ドイツ イタリア
配給
現代映画
初公開日
1971年6月19日
上映時間
91分
製作会社
VIP Production=Roxy Films


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