或る乞食の話:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
或る乞食の話
或る乞食の話
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或る乞食の話

1925年公開
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ジョージ・キッブ・ターナーの小説をジョン・ラッセルが改作し、ポール・シーフィールドが脚色。「ピーターパン(1924)」「可愛いフランス娘」等と同じくハーバート・ブレノンが監督したもので、主役は「卑怯者」「冬来りなば」等出演のパーシー・マーモントが演じている。「可愛いフランス娘」に共演したメアリー・ブライアンとニール・ハミルトンとが助演するほか、ジョン・ハリントン、ライリー・ハッチ、ジュリエット・ブレノン、ルイズ・ブルックス等が出演している。

ストーリー

ニューヨークの乞食街にあるデッド・ハウスという酒場の裏部屋に、アドルフ(アゴスチノ・ボルガト)という男がいた。彼は変装術に長じていて多勢の乞食たちを障害者に仕立ててやった。その偽障害の乞食者の中に、イージー・マニー・チャーリー(パーシー・マーモント)という善良な乞食がいた。女乞食のファンシー(ジュリエット・ブレノン)が死病に罹って自分の娘メアリーの行く末を案じているので、お人好しのチャーリーはメアリーを孤児院から引取り、自ら育ててやることにした。年月が経ってメアリー(メアリー・ブライアン)は美しい娘に成長し、フィリップ・ペイトン(ニール・ハミルトン)という金持の青年弁護士と恋仲になった。フィリップは立派な男であり、メアリーに結婚を申込んだが、彼女は養い親チャーリーを深く思慕していたので、結婚には承諾しない。しかし彼は、卑しい自分がメアリーを妻とすることは正しくない、と考えていた。彼は何よりも、愛するメアリーの幸福を第一に思っていた。彼はフィリップに一切を打明けて、自分は豪州に赴くと言って姿をくらます。そしてチャーリーの死亡の報知と遺書が届き、フィリップはメアリーに求婚する。その頃、偽盲目の乞食ブリジポートの白眼(ジョン・ハリントン)という悪漢は、メアリーの素性を暴くといってフィリップを強請るべく企んだ。しかしそこへ、死んだ筈のチャーリーが乞食街に現れて白眼を撲ちのめし、本当の盲目にする。何も知らないメアリーとフィリップとの結婚式の日、チャーリーは盲目の白眼の手を引いて愛する女の花嫁姿を眺めていた。目には涙をにじませて。

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作品データ

原題
The Street of Forgotten Men
製作年
1925年
製作国
アメリカ
初公開日
1925年
製作会社
パラマウント映画


[c]キネマ旬報社