ダンシング・レディ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ダンシング・レディ
ダンシング・レディ
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ダンシング・レディ

1933年公開
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「グランド・ホテル」「雨」のジョーン・クローフォードと「夜間飛行」「ホワイト・シスター(1933)」のクラーク・ゲーブルが主演する映画で、ジェームズ・ワーナー・ベラ作の小説を「駄法螺男爵」と同じくアレン・リヴキンとP・J・ウルフソンが共同脚色し、「スザン・レノックス」のロバート・Z・レナードが監督にあたり、「雨」「夜間飛行」のオリヴァー・マーシュが撮影した。助演者は「南風」「爆弾の頬紅」のフランチョット・トーン、「一日だけの淑女」のメイ・ロブソン、「空中レヴュー時代」のフレッド・アステア、「四十八手の裏表」のウィニー・ライトナー、ロバート・ベンチリー、「駄法螺男爵」のテッド・ヒーリー、グローリア・フォーイ、グラント・ミッチェル等で、ダンス振り付けは「素晴らしき人生」のサミー・リーと「ボレロ」のエディ・ブリンツが共同している。

ストーリー

生まれながらダンスの好きだったジェニーは怪しげな寄席芸人となって半裸体で踊っていたが、一座は検挙されて彼女も投獄された。見物中の社交界に羽振りの良い青年富豪トッド・ニュートンは彼女を保釈出獄させてやり、改めて生活を扶助しようと申し出たが、ジェニーは商売女でなく舞踏を己が生命と信じる純粋のダンサーだったので彼の提案を拒絶した。ブロードウェイに出られまいとトッドに皮肉られたジェニーは奮起して、レヴューの名監督で気難しいパッチ・ギャラガーを追い回したが機会をつかめなかった。トッドの紹介でようやくパッチ一座のコーラスの仕事にありついたジェニーは、トッドと妥協して舞台で成功すれば良し、もし失敗したらトッドと結婚する約束をした。成功する筈はないとたかを括ってトッドは秘かに一座の後援者となった。ジェニーの技量はパッチに認められたが、一切の事情を知っているパッチは快く思わず彼女に惹かれていく自分の心を抑えていた。しかし彼は感情を抑えレヴュー演出家としてジェニーの精進を認めないわけにはいかなかった。斯くてパッチはジェニーをスターのヴィヴィアン・ワーナーに代わって出演させることにした。いよいよ開演が迫ってジェニーの成功は確実となったので、トッドは急に一座の後援を中止した。そのため開演不可能となり、ジェニーは約束通りにトッドと結婚することを承知したが、トッドが奸計を弄したことを知った彼女はトッドと別れ、パッチが独力でレヴュー興行の旗揚げをしたので、彼と和解しフレッド・アステアと共に出演しダンサーとして素晴らしい成功を収めた。そして彼女はパッチの愛をも得ることができたのである。

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作品データ

原題
Dancing Lady
製作年
1933年
製作国
アメリカ
初公開日
1933年
製作会社
M・G・M映画


[c]キネマ旬報社