69年に及ぶ芸歴を誇る浪曲師・港家小柳(=みなとや・こりゅう)。2014年に行われた彼女の初の独演会の模様を収めたドキュメンタリー。芸者から病める老人まで演じ分け、一瞬で観客を物語の世界へと誘う名人芸の妙を堪能できる。監督はフリーの映像作家、プロデューサーとしてドキュメンタリーからウェブCMまで幅広く手掛ける川上アチカ。
ストーリー
芸歴69年のうち、40年近くを旅芸人として生きてきた浪曲師・港家小柳。2014年に浅草木馬亭で、初の独演会が行われた。演目は力士太刀山と芸者・清香の友情物語。撮影された映像を編集する監督は、その名人芸に何度も唸らされた。凄まじい集中力。曲師の沢村豊子との掛け合いは、さながら序破急のジェットコースター。大成功、大当たりの一番となった。
キャスト
コラム・インタビュー・イベント
ニュース
作品データ
[c]キネマ旬報社