監督、脚本、製作
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アフガニスタン東部“死の谷”と称される最激戦地で任務に就くアメリカ陸軍小隊の15ヶ月間に密着したドキュメンタリー。タリバンとの銃撃戦や前哨基地を建設する兵士、現地の人々との交流、仲間との日常など戦場の真実を克明に映し出す。監督は、イギリス人報道カメラマンのティム・ヘザリントンとアメリカ人ジャーナリストのセバスチャン・ユンガー。第83回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞ノミネート。第27回サンダンス映画祭アメリカンシネマ・ドキュメンタリー部門グランプリ受賞。
ストーリー
2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件を受けて米国主導で始まったアフガニスタンでのテロとの闘いは、ベトナム戦争の8年6ヶ月をはるかに超える米国史上で最長の戦争となった。2007年5月末から2008年8月初頭までの約15ヶ月間、イタリアのヴィチェンツァに駐屯するアメリカ在欧陸軍の第173空挺旅団戦闘団第503空挺歩兵は、NATOの国際治安支援部隊(ISAF)のミッションでアフガニスタン東部に派遣、先鋒隊として第2大隊のバトル中隊が最激戦地のコレンガル渓谷に配置される。約150名から成るバトル中隊はさらに4つの小隊に分かれており、カメラはその第2小隊に密着。銃撃戦や現地の人々との交流、仲間たちとの日常を克明に映し出す。当初、兵士たちは渓谷中腹の基地に駐留していたが、1日数十回にものぼるタリバン側からの銃撃を避けるため、敵が攻撃拠点にしていた尾根に新たな“レストレポ前哨基地”を完成させる。“レストレポ”とは、配置早々に犠牲になった20歳の兵士の名前である。