レディー・ガガ
Ally
人気歌手レディー・ガガの映画初主演作となる音楽ドラマ。歌手を夢見るヒロインが、国民的人気を誇るミュージシャンと出会い、その才能を認められ、華やかなショービジネスの世界に足を踏み入れていく。ブラッドリー・クーパーがヒロインの運命を変えるミュージシャン役で歌声を披露するだけでなく、映画監督に初挑戦した意欲作だ。
日本時間2月25日(現地時間2月24日)に実施される第91回アカデミー賞の授賞式に向け、Movie Walkerがお届けする「アカデミー賞特集」。ノミネート作品リストはもちろん、今年の注目ポイントや映画ライターによる受賞予想、アカデミー賞関連のニュースやコラムをたっぷりお届け!
※結末の記載を含むものもあります。
アリーは歌手になることを夢見て、昼はウェイトレスとして働き、夜は小さなバーで歌っている。自分に自信がなく、夢を諦めかけていたが、偶然バーに立ち寄ったジャクソンという男と出会う。世界的に活躍するミュージシャンのジャクソンは彼女の歌声に惚れ、自らのライブでステージに上げたことから、アリーは一躍注目を浴びる存在となっていく。
Ally
Jack
Lorenzo
George 'Noodles' Stone
Bobby
Rez Gavron
Ramon
監督、脚本、製作
脚本
脚本
製作
製作
製作
製作
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
製作総指揮
撮影
美術
編集
音楽監修
音楽監修
[c]2018 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC [c]キネマ旬報社
恵まれない立場に埋もれている才能を見つけ出し、磨きだし、輝かせることって、男のロマンの最たるものであるかも知れません。 しかも発掘されたのがレディ・ガガ。 そりゃもう歌は上手い踊りは上手い、さらに演技がピカイチ。 最後には号泣のエンディングに至るまで、ノンストップでした。 歌という芸術の持つ力を実感させられる配役がピタリとハマって、それは素晴らしい名作に仕上がっていました。 それにしても凄い監督です。 主演と監督と製作と脚本と作曲まで手がけて、レディ・ガガを向こうに回して歌の本気勝負に出られるだけの実力を持っているのですから。 お前はチャップリンかというぐらいの活躍ですが、そういえばチャップリンの名作「ライム・ライト」とこの作品と、テイストが重なっている点も、興味深いです。 とにかく、イチオシで推薦したい作品です。 ※告知※ 今後、私のレビューは「映画コム」のほうに順次移行し、ムービーウォーカーに書いていたものは、移行終了後に削除することにしております。ご了承ください。
【賛否両論チェック】 賛:レディー・ガガやブラッドリー・クーパーの歌が非常に魅力的で、それだけで感動を誘う。ストーリーもそんな歌の数々に導かれるように、とても切なくて哀しい内容に仕上がっているのが印象深い。 否:ラブシーンが結構多いのが、どうしても気になるところ。ラストもかなり唐突。 まず特筆すべきは、何といってもレディー・ガガ演じるアリーと、ブラッドリー・クーパー演じるジャクソンの歌声です。劇中で歌われる2人の歌の数々が、物語の世界観をいざなうかのように紡がれていくのが印象に残ります。 ストーリーは非常に切ないです。ジャクソンに見出され、瞬く間にスターへの階段を駆け上がっていったアリーと、彼女と反比例するかのように荒んでいってしまうジャクソンとの愛情物語が、時に痛々しいまでに伝わってくるようです。 終わり方はやや唐突で、 「えっ・・・!?」 という感じもありますが、楽曲だけでも一見の価値ありですので、気になった方は是非。
ガガ様の表現力たるや! 一曲目の『ラ・ヴィ・アン・ローズ』で心を鷲掴みにされ、ブラッドリークーパー演じるジャクソンと同じタイミングで涙を拭っていました。 『愛の賛歌』を彷彿とさせるラストが圧巻! 喜びも、悲しみも、人生の全てを歌で昇華させることの出来る…まさにエディット・ピアフ級の歌姫が誕生する歴史的瞬間に立ち会ったよう。 身震いするほどの感動に包まれました。 常々シャンソンは一人芝居だと思っているので、シャンソンを歌える歌手の演技が、上手くないわけがない!! いわゆる“スター映画”とは一線を画すガガ様の演技力は、前作の『スター誕生』で主人公を演じたバーブラ・ストライザントと並び、グラミー/アカデミーW受賞者となるかも?! ドラマティックに人生そのものを歌い上げ、平凡に生きている私達に、あたかも同じ体験をしたかのような感動を与える事が出来る、たぐい稀なる存在。 残酷な神に選ばれたとしか思えませんが、辛い出来事も歌姫の覚醒には必要不可欠だったような気がします。 観ている最中、何故だかバレエ映画の『ブラック・スワン』がよぎって仕方なかったのですが、撮影監督が同じ方でした! 表現者のパフォーマンスを空気ごと切り取ったような、狂気をはらんだ映像に引き込まれます。 “表現者”としてのアリーが見せるプロフェッショナルな眼差しがとにかく魅力的で、一瞬にして射抜かれてしまうのですが、 うって変わって、普段のアリーが見せる飾り気のない表情はとてもキュートで、まるで少女のよう。 ガガ様の新たな魅力にメロメロでした。 新たな魅力と言えば、ガガ様にはいつも驚かされている気がします。 ジャズアルバムを出した時も、改めてその高い歌唱力に驚かされましたが、 なんと言っても、アカデミー賞授賞式で『サウンド・オブ・ミュージック』を歌ったのには、ブッ飛びました。 「こんなに伸びやかな歌も表現できるなんて!!」 サントラレコードで育ち、5才でジュリー・アンドリュースの日本公演に行く程ファンの私をも涙させる歌声に、ただただ脱帽でした。 オペラのマリア・カラスは“ディーヴァ アッソールタ/絶対的歌姫”と呼ばれているそうです。 “歌が上手い”とはレベルの異なる表現力の持ち主のことを指すのではないかと思いますが、 既にガガ様は絶対的歌姫の域に達しているでしょう。 ジャズ、ミュージカル、シャンソンと、各ジャンルの絶対的歌姫達のナンバーを歌いこなし、いったい次は何で私達を驚かせてくれるのか? そのうちガガ様のオペラを聴ける日が来るかもしれませんね。
レディ・ガガの歌唱力が素晴らしいのはわかっていましたが、改めて彼女の歌の持つ力に驚かされました。 ガガは俳優としてはどうかと思いきや、かなり良かった。 それ以上によかったのが、W主演であり、本作が監督デビューとなるブラッドリー・クーパーの、演出・カット割りの上手さ。 難聴なジャックの挙動演技がいちいち染みる。 相手の言葉を受け止めるのに聞こえる側を向けたり、アリーに顔を近づけて会話したり、都合が悪く聞きたくない話の時は普通の人と同じように振る舞い耳を傾けなかったり(笑)、などで「徐々に聴力を失っていっている」ことを表現していたり。 あと、この人実生活でアル中から抜け出すのに苦労した方だから、耳の辛さや売れていくアリーへの嫉妬で酒に逃げるあたりが、迫真の演技で怖いくらいでした。 ただ、エンタメ濃度は薄め。 上記のような演出に玄人評論家は喜ぶだろうけど、一般客にはこれ、受けない気もします。 繊細過ぎてわかんないパターンね。 お話は良くも悪くも『スタア誕生』まんま。 何より、原作やリメイク元の映画が古典過ぎ、他の作品にパクられまくったあとだけに、話に意外性はなく、展開は読みやすい。 人によっては、「ありがちの域から出てない」とか、「話が薄っぺらい」としか感じられない可能性が高いような気もします(そういう意味では「逆だろ」と突っ込みたくなりますがw)。 さらに、日本では特に直近でエンタメ性の高い『ボヘミアン・ラプソディー』があったため、「歌映画」として比べられちゃうのもあるし。 日本公開タイミングが、『ボヘミアン~』と半年くらい離れれば(それこそアカデミー賞あたりのあとに)よかったのにな、と思いました。
感動しちゃいました。 ただただ単純に、感極まって涙が止まらなかった。 過去の作品「スター誕生」のリメイクで ストーリーは単純ではあるけれど ブラッドリー・クーパー監督が初監督とは思えない カメラワークからセリフ回しなどで 超一級作品に仕上げてくれました。 ブラッドリー・クーパーの歌声にびっくりしたけど それより何より、レディ・ガガの歌声はさすがに 震え上がっちゃいました。 ガガの演技もかなりのモンで、才能ある人って 色んなことが出来るんだなって感心しました。 あの歌、この歌、すべてが耳に残って、頭にも残って 思い出すだけでも、また感情が込み上がっちゃいます。
今回で、4回目の映画化となる「スタア誕生」。 正直、前3作とも未見です。しかも、普段はレディー・ガガも聞きません。 なので、ある意味「すべてが新鮮」での鑑賞となりましたが、とにかく、レディー・ガガの歌唱力の凄さに驚かされっぱなしでした。 これだけの歌唱力ならば、全世界で騒がれるのも納得の歌手ですね。 監督で主演、そして、なかなかの歌唱力で歌も歌っているブラッドリー・クーパーも頑張っていました。 ただ、ストーリーは平凡で、感動とまではいきませんでした。 また、レディー・ガガが演じるアニーの「サクセスストーリー」の心地よさより、ブラッドリー・クーパー演じるジャクソンがアルコールとドラッグの依存症により落ちぶれいく様のつらい印象の方が強く残ったのも事実です。 結果、私には音楽としては心に響きましたが、映画としては心に響かない映画となりました。
日本の今年の冬の洋画、商業的に期待されているのでは。「ファンタスティック・ビースト」よりCMが多い気がする。歌手が女優をするのは結構勇気がいる。例えば映画祭でスーパーモデルがいても大御所女優やドル箱女優がいればマスコミはそちらに注目する。「映画」祭ですからね。グラミー賞はその逆でしょう。いくらLady GaGaでも緊張したと思う。(初めての映画出兼ではないとしても) 話は今度で4度目のリメイクであり、観たことある2.3作目は秀作。storyは間違いないとしたらその腕は監督と役者。B.クーパーとガガなのである。 ジャクソン落ちぶれ気味?最初の頃は抜群にライブ、観客で埋まっていたが? アリーのスターへの階段はトントン拍子だが、ジャクソンの急降下ぶりに驚く。しかし、アリー、健気。どんなに彼が堕落しても何とかフォローする。拾ってくれたのもチャンスをくれたのも、今の位置も全て彼との出会いからだ。この話の良さ。 歌は上手くて当たり前。そこがアリーではなくガガと認識してしまう。時に奇抜な衣装やらで騒がすが、基本歌に品がある。アリーとして化粧もノーマルで弱さを見せる演技はなかなかのもの。 マドンナと対比されそうだが、上々の出来。
男性スターが一般女性の才能を見抜き、恋愛関係となり、女性がスターダムに駆け上がる一方で男性は凋落する、音楽スター同士の悲恋⁉ レディガガって奇抜な衣装・奇抜な化粧ってイメージだったんで、はじめ見たときこの人だれって思っちゃった! 歌のシーンはLIVE映像を観てるみたいで迫力もあってよかった。 レディーガガはともかく、クーパーはほんとに実在する歌手みたいですごかった。 ただ、ストーリー的にはなんか物足りなかったような………………。 そうそう、細い眉毛がテープというのは驚きだった! てっきり書いてるのかと!!