ビッグウェーブ・サーフィンのレジェンド、レイアード・ハミルトンの半生を追ったドキュメンタリー。未公開のアーカイブ映像や現在の映像、レイアードへのインタビュー、そして家族や友人、彼をよく知る協力者や批判者たちとの会話から真の姿が浮かび上がる。監督は、「ボビー・フィッシャー 世界と闘った男」製作のロリー・ケネディ。
ストーリー
ビッグウェーブ・サーファー、レイアード・ハミルトンの驚くべき半生と伝説的なキャリアを追う。プロサーファーとしてコンテストで競う道を捨てビッグウェーブ・サーフィンの世界に君臨したレイアードは、大衆には愛されたが、サーフィン業界からは無視されてきた。エルニーニョが過去最大とも言われる大波を運んできていたサーフィンシーズンの冬のハワイ、カウアイ島でレイアードの半生が語られる。これまで公開されなかった過去のアーカイブ映像や、南カリフォルニア、バミューダ、カウアイ等で撮られた現在の映像と、レイアードのインタビューに加え、彼の家族や友人、彼をよく知る協力者や批判者たちとの会話からレイアードの真の姿を浮かび上がらせる。レイアードの戦いや失敗、勝利についての物語は、彼の映画スター並みのルックスや現在のマリブでのセレブな生活によって隠されているかも知れない。人種的に分断された島の理想的とは言えない家庭で育ち、荒れた少年だったレイアードは、幼い頃から海が好きで、特にノースショアでも危険なことで知られるパイプラインが一番のお気に入りだった。生まれつきの驚異的な身体能力と飽くなき衝動によって30年以上もサーフィン界の王座に君臨し、その間、ウィンドサーフィンのスピード記録の更新、トウイン・サーフィンの開発、パドリングでの英仏海峡横断、マウイのペアヒやタヒチのミレニアム・ウェーブを含む“アンライダブル”と思われていた波を制覇した。自由奔放な子供時代からサーフィンが産業として発展し商業化した時代を通して、ウォーターマンとしての生き方にこだわってきたレイアードは、ビッグウェーブ・サーフィンの可能性を再定義し続け、52歳になった今、フォイル・ボーディングに情熱を注いでいる。嵐中で一輪車に乗るようなフォイル・ボーディングをマスターしたアスリートは、世界でも数えるほどしかいない。本作は、巨大な波に乗ることに人生を捧げたアスリートの本当の姿に迫る。
コラム・インタビュー・イベント
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作品データ
- 原題
- TAKE EVERY WAVE: THE LIFE OF LAIRD HAMILTON
- 製作年
- 2017年
- 製作国
- アメリカ
- 配給
- レイドバックコーポレーション
- 初公開日
- 2018年7月14日
- 上映時間
- 118分
- ジャンル
- ドキュメンタリー
[c] 2017 TAKE EVERY WAVE LLC
[c]キネマ旬報社