ピアソラ 永遠のリベルタンゴ:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
ピアソラ 永遠のリベルタンゴ
ピアソラ 永遠のリベルタンゴ
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ピアソラ 永遠のリベルタンゴ

2018年12月1日公開、94分、ドキュメンタリー/伝記
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アルゼンチン・タンゴの名作曲家アストル・ピアソラのドキュメンタリー。革新的なタンゴを世に送り出し、タンゴ純粋主義者やメディアの非難を浴びたピアソラ。そんな彼と、彼を支えた家族たちの姿を、アーカイブ映像やプライベート・フィルムを交え映し出す。監督は、ベルリン国際映画祭ルイジ・デ・ラウレンティス賞受賞のドキュメンタリー作家ダニエル・ローゼンフェルド。

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ストーリー

2017年、アルゼンチン・タンゴに革命を起こしたアストル・ピアソラ没後25周年を記念し、母国アルゼンチンで回顧展が開催されることとなった。ピアソラが1975年に結成した電子八重奏団オクテート・エレクトロニコでシンセサイザー/パーカッション奏者として活躍した息子ダニエルが、準備中の博物館に招かれた。父の自伝『Astor』を書いた姉ナディアはすでにこの世を去り、ピアソラ唯一の肉親であるダニエルは、父の驚くべき真実を語り出す。1955年ころから、踊るためではなく聴くタンゴを世に送り出したピアソラは、タンゴ純粋主義者やメディアから非難されたが、無理解に屈せずより広い世界に飛び出して行った。彼の不屈の精神は、父ビセンテに寄るところが大きい。ピアソラは4歳のとき、父の独断でアルゼンチンからニューヨークへ一家3人で移住する。父はピアソラに中古のバンドネオンを買い与え、毎晩、息子が奏でる音色に聴き惚れた。ピアソラはアルゼンチンに帰国し、当時大人気だったトロイロ楽団に入団を果たす。やがて妻となるデデと出会い、娘ディアナと息子ダニエルも誕生する。自身の楽団を立ち上げ、作曲活動に専念するようになったピアソラは、フランス留学の奨学金を得るほどクラシック音楽にのめり込むが、作曲家のナディア・ブーランジェにタンゴの道に進むべきと助言された。師の教えに従いブエノスアイレスで八重奏団を旗揚げするが、革新的なタンゴに非難が集まり、ピアソラは命を狙われ、家族を連れてニューヨークへ舞い戻る。しかし人脈のない彼にアメリカの音楽業界は冷たく、食費にも事欠くほど追い詰められるなか、愛する父の死が伝えられる。失意のどん底から生まれたのは、後にピアソラの代表曲となる、父に捧げた『アディオス・ノニーノ』だった。母国に戻ると不退転の覚悟で五重奏団を結成し、ファンを獲得していく。しかし音楽活動が順調になるにつれ、家族との間には隙間風が吹き始め……。

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ピアソラ 永遠のリベルタンゴ

予告編

2018/11/7(水)更新

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作品データ

原題
ASTOR PIAZZOLLA INÉDITO
映倫区分
G
製作年
2017年
製作国
フランス=アルゼンチン
配給
東北新社=クラシカ・ジャパン
初公開日
2018年12月1日
上映時間
94分
ジャンル
ドキュメンタリー伝記

[c] Juan Pupeto Mastropasqua
[c]キネマ旬報社