石川界人
梓川咲太
鴨志田一のライトノベル『青春ブタ野郎』シリーズを原作にしたテレビアニメ『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』の続編。高校二年生の咲太の前に、初恋の相手・牧ノ原翔子が現れる。何故か中学生の翔子と大人の翔子との二人が存在しており……。小説『青春ブタ野郎』シリーズのうち、第6・7巻を基にしている。『青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない』に続き、「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ黄金のスパイ大作戦」の増井壮一がメガホンを取る。『僕のヒーローアカデミア』シリーズの石川界人、「劇場版マクロスΔ 激情のワルキューレ」の瀬戸麻沙美、『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』シリーズの水瀬いのりら声優陣も続投。
※結末の記載を含むものもあります。
高校二年生の梓川咲太(声:石川界人)は、空と海が輝く街・藤沢に暮らし、先輩であり恋人でもある桜島麻衣(声:瀬戸麻沙美)と心躍るような日々を過ごしている。しかしそんな日常が初恋の相手・牧ノ原翔子(声:水瀬いのり)の出現により一変。何故か中学生の翔子と大人の翔子との二人が存在しており、咲太はやむなく翔子と一緒に住むことになるが、大人翔子に翻弄され麻衣との関係がぎくしゃくしだす。そんな中、中学生翔子が重い病気にかかっていることが判明。咲太の傷跡が疼きはじめる。
監督
脚本
原作
原作イラスト
キャラクターデザイン、総作画監督
プロップデザイン
美術設定
美術監督
美術監督
色彩設計
CGディレクター
撮影監督
2Dデザイン・モニターワークス、特殊効果
編集
音響監督
音楽
[c]キネマ旬報社
原作未読、テレビアニメシリーズ未見、カケラも情報のない無謀な状態で鑑賞。
思春期の揺れる虚ろな気持ちの影響で、超常現象を起こす「思春期症候群」なる病気(というか超能力)を持った少年少女たちの話らしい、と理解。
セリフ中心に状況説明と鬱展開。
ある事態〜初恋の人と今の恋人、どちらの命を助けるのか?という究極の選択を突きつけられる主人公。
うーむ、能力発動のきっかけがよくわからない。
なんでもありの神様みたいな力になってしまっているような。
また、キャラデザインが可愛い以外、これのどこが面白いのかよく分からない。
おっさんには、若い頃読んだ眉村卓さんや筒井康隆さんの作品の、雰囲気だけ持ってきたようにも感じられ。
最後のオチが、セリフで片付けられちゃったからかも。
理屈とキャラ設定先行で、小説向きな話であり、アニメでは難しい部分が多い印象だった。
劇場を出てから、ウィキペディアでチェック。
なるほど、単行本6~7巻に相当する話なのか。
きっと原作やテレビを知っている人には、面白いのだろう。
と同時に、クリスマスネタなんだから、12月に公開すれば良いのにとも思った。
途中で頭の中を作画と演出、音響効果を分析するモードに切り替えたおかげで、行って損はなかった。