紐育の丑満時:映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画
紐育の丑満時
紐育の丑満時
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紐育の丑満時

1920年公開
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チャールズ・ブレイビン氏及びトーマス・ファロン氏が共同で原作を書き、ブレイビン氏が自ら監督した大社会劇で、3つの挿話からなっている。上流、中流、下層の3階級のそれぞれの暗黒面を徹底的に描写したもので、各篇に出る人物は同一俳優が演じている。「ターザンの復讐」に出演したエステル・テイラー嬢が主役で、その他ヴァイタグラフに永く居た、性格俳優マーク・マクダーモット氏及びハリー・ソザーン氏が出演する。「第3篇はグリフィス氏の『散りにし花』にも比すべき力強さを持っている」とニュース誌は評している。

ストーリー

【第1篇】(夜の中より)ある上流の家庭に起こった話。主人が急用で出発した留守、その家へ1人の盗賊が忍び込んだ。そこへまた1人の不思議な訪問客があった。それはこの家の妻の昔の夫で、彼女は彼を死んだと信じて、この家の主人と結婚したのであった。盗賊がその男を射殺する。妻は盗賊に今聞いた2人の会話をしゃべらなけらばその罪を許そうと言って逃してやる。射殺された男は遂に盗賊として葬り去られ、その家の平和は乱されなかった。 【第2篇】(ゲイ・ホワイト・ウェイ)酒と舞踏の世界、ここゲイ・ホワイト・ウェイの料理店に網を張っている妖婦があった。彼女は立派な紳士を己が室へ伴い帰り、他の男と共謀して紳士から金を巻き上げようとしたところ、却ってその紳士が秘密探偵で、2人は捕らえられてしまう。 【第3篇】(イースト・サイドの悲劇)ニューヨークのイースト・サイドは貧民窟である。ある倉庫の夜番をする青年と、彼の父の中気病みである老人の一家へ、女工をしている家もなき孤児の娘が出入りしているうち、息子と結婚することになる。ところが温和し過ぎる彼の態度を、強い肉体を持つ女は常に不満であった。悪漢の一味が息子の勤める倉庫へ盗みに入り、警官に追われて逃げる際、その首領はこの貧しい一家に救助を求めた。老人が中気のため身体も動かせず、口も利けぬを幸いとした女は、その男を屋根うらの1室にかくまって傷の手当てをしてやった。程なく傷も癒えた時、彼の立派な腕や足に牽き付けられた女は、この男と道ならぬ仲となる。夫がこれを発見した時、彼は悪人のために撃ち殺され、下水の中へ投げ込まれてしまう。しかしやがて彼等男女2人も、警官に追われて、同じ惨い死を遂げる時が来た。

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作品データ

原題
White New York Sleeps
製作年
1920年
製作国
アメリカ
配給
松竹
初公開日
1920年
製作会社
フォックス映画


[c]キネマ旬報社