20世紀の二つの大戦の間にドイツに生まれたデザイン・アート・建築の学校“バウハウス”が辿った激動の軌跡を見つめるドキュメンタリー。伝説的な教師たちの薫陶を受けた当時の学生の証言などを交えながら、時代の波に翻弄された芸術家たちの喜びや苦闘に迫る。特集企画『バウハウス100年映画祭』にて上映。
ストーリー
1919年、第1次大戦後のドイツで芸術と技術の新たな統合を目指し創設された学校“バウハウス”。創設者は、近代建築の巨匠ヴァルター・グロピウス。パウル・クレーやヴァシリー・カンディンスキー、ミース・ファン・デル・ローエら豪華な芸術家たちを教師陣に迎え、これまでになかった独自の教育システムを作り上げ、様々な芸術分野に革新をもたらしていく。しかし、ナチスの迫害を受け、わずか14年間で閉鎖。現代の生活環境・様式につながるモダニズムの基礎を作り、造形教育の規範を作ったことで、バウハウスは今もなお世界中の建築やデザインなどに影響を与え続けている。その軌跡は神話となったが、そこには時代の波に翻弄された芸術家たちの喜びや苦闘があった。伝説的な教師たちの薫陶を受けた当時の学生の証言や貴重な記録によって、バウハウスが辿った激動の道と知られざる物語が明かされる……。
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