監督、製作、撮影
「鳳鳴(フォン・ミン)-中国の記憶」のワン・ビンが、1950年代後半に起きた中国共産党の反右派闘争で粛清された人々の証言を集めた8時間を超える大作ドキュメンタリー。厳しい時代を生き延びた人たちの証言から、忘れ去られた死者の魂の叫びが甦る。山形国際ドキュメンタリー映画祭では「鉄西区」、「鳳鳴(フォン・ミン)-中国の記憶」に続き、3度目の大賞と観客賞をダブル受賞している。2020年4月4日公開から、6月27日公開に変更。
ストーリー
1950年代後半の中国共産党による反右派闘争で粛清された人々が、半世紀以上を経てそれぞれの体験をカメラに向かって語る。政府に騙され、粛清され、砂漠の収容所に送られ、次々と飢死していく中、なんとか生き延びた人々が、ある者は昨日のことのように熱っぽく、ある者は激情を抑えるかのように冷静に証言を重ねていく。その壮絶な体験と収容所跡に散乱する人骨の映像からは、忘れ去られた死者の魂の叫びが聞こえてくる。
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作品データ
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