CURED キュアード|MOVIE WALKER PRESS
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CURED キュアード

2020年3月20日公開,95分
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ゾンビウイルスによるパンデミックが収束したあとのアイルランドを舞台に、社会復帰を果たした元感染者の苦悩が描かれる近未来スリラー。アイルランドの新人監督デヴィッド・フレインがメガホンをとり、現代社会で起きている人種差別や宗教対立などシリアスな問題も反映させている。『JUNO ジュノ』のエレン・ペイジが、ゾンビに夫を噛み殺されたシングルマザー役で主演を務める。

予告編・関連動画

CURED キュアード

予告編

ストーリー

※結末の記載を含むものもあります。

人間を凶暴化させる新種の病原体“メイズ・ウイルス”によって、大混乱に陥ったアイルランド。6年後、治療法が発見され、回復した者たちは社会復帰を果たす。回復者の青年セナンは、身元引受人の義姉アビーのもとへ向かうが、街では回復者を恐れる市民による抗議デモが行われていた。やがて強硬派による襲撃事件が続発し、理不尽な差別を受けた回復者たちは結束。復讐テロを計画した彼らは、治療薬が効かずに隔離施設に幽閉された感染者を街へ解き放つ。

作品データ

原題
THE CURED
映倫区分
G
製作年
2017年
製作国
アイルランド=フランス
配給
キノフィルムズ
上映時間
95分

[c]Tilted Pictures Limited 2017 [c]キネマ旬報社

映画レビュー

3.3
  • rikoriko2255

    門倉カド(映画コーディネーター)

    5.0
    2020/5/18

    【賛否両論チェック】
    賛:凶暴化してしまうウイルスからの回復者達の姿を通して、彼らを恐れ迫害する人間の浅ましさや、そうした状況で回復者達がどのように生きていくのか、それぞれの人間としての本質を問われるようなストーリーに、改めて深く考えさせられる。
    否:メインは主人公達の人間ドラマなので、パニック映画を期待して観ると、肩透かしを食らいそう。急に驚かせるシーンもやはりあるので、苦手な人にはあまり向かないかも。

     分類としてはゾンビ映画ですが、他の作品とは明らかに一線を画す、異色の人間ドラマが描かれています。なので、普通のゾンビ映画のようなパニックはあまり描かれていません。
     ウイルスに打ち勝って回復した者達が、凶暴化していた時の悪夢に苦しみながらも、なんとか社会復帰をしようとする中で遭遇する、健常者達からの差別や嫌がらせ。そうした環境下に置かれてしまった彼らが、それでも大切な者のために必死に耐えて生きていくのか、それとも自らや愛する者を守るために剣をとるのか、それぞれの選択を迫られていく姿が、切なくも考えさせられてしまいます。
     そして感染者やその手助けをする人々を恐れ、迫害してしまう社会の構図は、どこか新型コロナウイルスが蔓延する現代社会と共通するものがあるような気がしました。
     グロシーンや急に驚かせる演出も少しありますが、それらを差し引いて考えても、今まさに観るべき映画だと思います。是非ご覧になってみて下さい。

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  • rikoriko2255

    コージィ

    3.0
    2020/3/26

    ウイルス感染した罹患者が、治癒後も差別される映画なので、なんとなく今の世界状況に照らし合わせるとタイムリー。
    途中まで後悔による葛藤や、分断の悲惨さなど、かなりよかったのに、「ウイルスによって感染者同士が意思伝達や意識共有、上位者が支配ができる」って設定が入ってきたら台無し感がいっぱいに。
    また、何よりバッドエンド過ぎてお話の中に救いがない。
    絶望感で終わるのを余韻と捉えるか、そういうもんだと諦めるのか。
    精神的に余裕がある時ならいいけれど、これだけ疫病が蔓延した2020年春の世界では、少しつらいと個人的には感じた。

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