アメリカのアニメーション作家、ブルース・ビックフォードのドキュメンタリー。シアトル郊外で孤独に創作へと励むビックフォードに密着する傍ら、天国や宇宙について語るアルツハイマー病を患った父ジョージにカメラを向け、ビックフォード作品の本質に迫る。追悼上映『ブルース・ビックフォードと(の)アメリカ、そして宇宙』にて上映。
ストーリー
2019年4月28日にこの世を去ったアメリカのアニメーション作家、ブルース・ビックフォード。シアトル郊外で孤独に創作へと励むビックフォードに密着し、彼の壮絶な人生、奇妙な食生活と芸術哲学、そして255歳まで生きる夢にカメラを向ける。その傍ら、アルツハイマー病を患った父ジョージが、人の心や天国について、また宇宙はどうしてできたのか? といった数々の不思議について語る。本作で明かされる一家の物語は、ビックフォード作品が戦後アメリカの見た悪夢を咀嚼したものであること、そしてそれを超えて、宇宙の流転する真理と不可解な人間存在の闇について語るものであることを描き出す。